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拝啓、ナイキジャパン御中

2010年10月14日付けの【「渋谷区立宮下公園」の整備計画について】の記述に関して不明な点がありますので、質問させていただきます。お答えいただけたら幸いです。

文章は受け取らない、電話での問合せには答えないとお伺いしておりますので、誠に勝手ながら当ブログで質問という形をとらせていただくことを、あらかじめお詫びいたします。

なお2010年10月14日のナイキジャパンのプレスリリース全文は下記にて確認いただけます。
「渋谷区立宮下公園」の整備工事について

それでは、本文を引用しながら質問させていただきます。

(引用開始)2010年10月14日、株式会社ナイキジャパンは、「渋谷区立宮下公園の整備工事」(公園所在地:渋谷区神宮前六丁目20番10号)への支援を開始します。竣工・オープンは2011年4月下旬を予定しています。(引用終了)

質問1ー宮下公園整備工事の工程表(注1)では仮設工の工事着工が10月12日になっています。『渋谷区立宮下公園ネーミングライツ基本協定書』第8条のネーミングライツの対価かとも思いましたが違うようです。10月14日の支援とは何を指しているのでしょうか。教えて下さい。

注1ーhttp://miyasitaseibi.blog71.fc2.com/blog-entry-34.html

(引用開始)ナイキジャパンの整備工事支援は、地方自治体が公営の公園の整備工事を民間企業と協同で臨むという試みです。ナイキジャパンは、本プロジェクトがすべての渋谷区民が楽しめる緑の空間を提供し、官民が協力体制を実現するベンチマークとなることを期待しています。(引用終了)

質問2-2008年2月6日の【プロジェクトに関する弊社からのご提案・要望事項について】(注2)では以下のように書かれています

(引用開始)今回のご提案は、宮下公園を生活文化都市にふさわしいスポーツパークに再生し、若者や子供が安心してスポーツを楽しむことができる環境を提供することを最大の目的としています。(引用終了)

宮下公園をスポーツパークに再生して、若者や子供が安心して楽しむことができる環境を提供することが最大の目的であって、「地方自治体が公営の公園の整備工事を民間企業と協同で臨むという試み」というのは最大の目的ではなかったはずですが、どう変わったのですか。その理由と経緯を教えて下さい。

注2ーhttp://miyasitaseibi.blog71.fc2.com/blog-entry-20.html

また、「本プロジェクトがすべての渋谷区民が楽しめる緑の空間」とありますが、樹木現況図(注3)、工事図面(注4)等から判断すると、現在ある木を移植、補植させる必要があります。そのことによって緑の空間が変化する危険性も懸念されますし、緑自体が減る可能性も否定できません。どのようにして「すべての渋谷区民が楽しめる緑の空間」を確保するつもりですか。具体案を示して下さい

注3ーhttp://miyasitaseibi.blog71.fc2.com/blog-entry-60.html

注4ーhttp://miyasitaseibi.blog71.fc2.com/blog-entry-61.html

(引用開始)ナイキは、スポーツを身近に楽しむ機会を世界中の人々に提供することを理念としており、今回の支援はその一環として行われます。宮下公園を様々な世代の住民や利用者が、豊かな余暇の時間を過ごすことができる安全かつ優れた設計のスペースに改修し、スポーツを通して地域コミュニティーに貢献できる機会をいただいたことを、大変うれしく思っております。(引用終了)

質問3ー「様々な世代の住民や利用者」と言っておりますが、現在の宮下公園にある遊具をすべて取り払い、代替の遊具は用意されないようです。遊具で遊びたい子供向けにはどのような代替施設を用意するつもりですか。教えて下さい。

また、南側はスケートボード場、フットサル場、クライミングウォールと園路、北側もフットサル場とスタンド型ベンチ、広場も現在のように土でなくてなにか敷き詰めるようで、スポーツを楽しむ人には良いかも知れませんが、それ以外の人に対してはどうするのですか。考えをお聞かせ下さい。

質問4ー渋谷区にはジョーダンコートを寄贈した美竹公園、今回の宮下公園以外にも数多くの公園があります。今のところナイキジャパンの「公園整備事業での民間支援」は渋谷駅周辺の公園に限られているようですが、どうしてこの地域ばかり支援の対象にするのですか。理由を教えて下さい。

質問5ー渋谷区の他の地区、具体的に言えば笹塚地区や上原地区などに対しても支援を行う予定がありますか?そちらの地域に支援を行う予定がないのなら、どういった理由で行わないのか明確にして下さい。

(引用開始)ナイキジャパンでは、渋谷区を通じて、地元の9つすべての町会と商店街組合などから、今回の整備工事支援計画に対する強い支持と賛成をいただいていることを確認しています。(引用終了)

私どもは渋谷区に情報公開してナイキジャパンが言っている「地元の9つすべての町会と商店街組合など」について調べさせていただきました。

http://miyasitaseibi.blog71.fc2.com/blog-entry-63.html

質問6ー宮下公園「整備計画」よもやま話は情報公開を通じて上記文章を入手しました。ナイキジャパンはどのような手段で入手したのですか。教えて下さい。

質問7ー「地元の9つすべての町会と商店街組合」と言っていますが、とても地元のすべての町会と商店街が入っているとは思えません。ナイキジャパンの地元の9つすべての町会と商店街組合とはどの町会と商店街を指しているのですか。またその根拠について教えて下さい。

(引用開始)また、「宮下公園」の名称はこれまで通り「渋谷区立宮下公園」となります。(引用終了)

確かに、宮下公園ネーミングライツ基本協定書によれば、宮下NIKEパークは通称名であり、渋谷区立都市公園一覧その他から正式名は宮下公園のままですから、上記の記述は事実を言っただけでまったく意味がありません。

2010年10月15日付け読売新聞によれば「命名権取得は地域貢献の一環で、企業名を出すことにこだわりはなかった。多くの人に公園を利用してもらうために新名称は使わないことにした」、2010年10月16日付け朝日新聞によれば『同社の広報担当者は「区と協定を結んだのは、あくまで宮下公園の活性化のため。企業の広報・宣伝が目的ではない。命名権にはこだわらない」』とされていますが、ナイキジャパンの発言だけでは命名権放棄になりません。

質問8ー命名権を放棄したいのなら宮下公園ネーミングライツ基本協定書16条にあるように記名押印した書面をまず提出しなければなりません。渋谷区に対して協定変更する旨の書面を提出しない理由を教えて下さい。

ナイキジャパンが渋谷区に対して協定変更する旨の書面を提出しない以上、10条の規定は生き続けており、渋谷区は宮下公園を利用する第三者に対して宮下ナイキパークを使うように義務づけたり、マスコミに対して宮下公園ではなく宮下ナイキパークを使うように訂正を求めるハメになります。

質問9ーデモ申請を行う第三者やマスコミと渋谷区がもめる事態も想定されますが、ナイキジャパンはそういう事態をお望みですか。ナイキジャパンの見解をお聞かせ下さい。

(引用開始)宮下公園の状態は、渋谷区が管理する公共スペースでありながらここ近年、悪化していました。施設の老朽化や散歩道の荒廃が進み、安全性も損なわれていたため、公園利用者は減少し、公園の安全性に関して住民からの苦情や、改善の必要性を強く訴えるたくさんの要望が渋谷区に寄せられていました。(引用終了)

質問10ー「公園利用者は減少し」とありますが、そのデータをお持ちならお示し下さい。

質問11ー「公園の安全性に関して住民からの苦情や、改善の必要性を強く訴えるたくさんの要望」とありますが、この記述の根拠は何ですか。ソースを教えて下さい。

(引用開始)同公園内のホームレスの方々については、渋谷区によって生活再建に向けた人道的な支援が積極的に行われてきました。渋谷区の担当者がご本人の意向を尊重しながら、お一人おひとり丁寧に自立支援や住居支援を行った結果、現在ではすべての方々の移行が完了しました。(引用終了)

質問12ー12月30日付け宮下公園のホームレスの推移(注5)で見たように渋谷区の宮下公園のホームレス対策が十分だったとは言えないと思いますが、「生活再建に向けた人道的な支援が積極的に行わ」たという判断はどこから来たのですか。その根拠を教えて下さい。

注5ーhttp://miyasitaseibi.blog71.fc2.com/blog-entry-62.html

補足事実説明の所も質問しておきます。

(引用開始)1. 身体の不自由な方や高齢者にも公園を利用していただけるようにエレベーターを設置するなど、バリアフリーな設計
公園は公共駐車場の二階にあります。現在のところ、階段を使わないと公園が利用できません。そこで新しい施設では、身体の不自由な方や高齢者が利用できる設計を採用します。(引用終了)

質問13ーエレベーターを設置するのは分かりましたが、その他のバリアフリーの設計がよく分かりません。エレベーター以外のバリアフリーの施設は具体的に何を指しているのですか。教えて下さい。

(引用開始)2. 園内照明の改善、樹木の剪定や移植、景観の強化により、これまでよりも明るくて緑豊かで安全な公園を実現
公園はJR山手線に隣接しています。公園内の樹木の枝は、強風で折れて、線路上に落ちる危険性が指摘されていました。また、公園の昼間の薄暗さや夜間の暗さに対する地域住民からの苦情も渋谷区に寄せられています。ナイキジャパンでは、樹木の剪定・移植や照明を新設することによって、公園をより明るいものにする計画です。(引用終了)

質問14ー2010年9月から10月のかけての樹木の剪定は渋谷区が民間の造営業者に業務委託して行ったことが分かっています。「樹木の剪定・移植」とは宮下公園整備工事の際の植栽工の部分を指すものと理解しますが、その理解でよろしいでしょうか。

また、工事図面と樹木現況図を見ると木の場所と照明の位置が重なったり、木の場所に外周フェンスが重なった箇所が見うけられますが、計画通り照明を新設できる根拠を示して下さい。

(引用開始)3. 利用者が集会や休憩のために自由に使えるスペースを拡張
宮下公園のこれまでの施設配置では、気軽に散歩や休憩ができないという声が、地元の方々から多く寄せられていました。そこでナイキジャパンは、気軽に散歩ができ、のんびりと憩える専用の自由なスペースを支援します。配置や景観の強化により、公園の娯楽と憩いのスペースを拡張する予定です。(引用終了)

質問15ー工事図面を見ると南側のベンチはトイレ前の2箇所、残りのベンチはすべて北側という具合に片寄りが見られ、南側はスポーツ中心、北側はスポーツと広場という形で公園機能の棲み分けとしか考えられませんが、フットサル場2面以外にはほとんど建造物らしきものがない現在の宮下公園と、スケートボード場、クライミングウォールなどができる改修計画後の宮下公園を比較して「憩いのスペースを拡張」できるという、根拠を教えて下さい。

また、「宮下公園のこれまでの施設配置では、気軽に散歩や休憩ができないという声が、地元の方々から多く寄せられてい」るというソースはなんですか。教えて下さい。

(引用開始)4. 家族向けスポーツ施設の拡大
渋谷区の多くの町会から、若者が「スポーツをするために」集まることのできる公共スペースが求められてきました。そこで、現在あるフットサル場に加え、クライミングウォール、スケートボード場を新設。若者だけではなく、小さな子供からスポーツを愛するすべての世代が安全に楽しめる公園を目指します(引用終了)

質問16ー【渋谷区の多くの町会から、若者が「スポーツをするために」集まることのできる公共スペースが求められてき】た根拠はどこにありますか。教えて下さい。宮下公園の整備計画の話なのですから宮下公園の例だけで構いません。

(引用開始)整備工事のために宮下公園から移動されたホームレスの方たちについて
2004年、宮下公園に起居していたホームレスの方は105人でしたが、フットサル場の建設時に、渋谷区の福祉支援事業によってその数は減少し、2009年9月時点では、30人の方が生活をしていました。
宮下公園の整備工事にあたり、渋谷区の公園課と生活福祉課は共同で、ホームレスの方々に対し、ご本人の希望や意向を聞く調査を実施しました。さらに、巡回相談を定期的に実施し、路上生活者対策事業や生活保護など福祉サービスにつなげるなど、この機会に改めて社会復帰や自立に向けた支援を行ってきました。
また、渋谷区では、緊急一時保護センター、自立支援センターへの入所をあっせんするとともに、テント小屋の代替地の提供を行ってきました。これらの取り組みが功を奏し、中には自立してアパートへ転居した方たちもいます。
2010年10月8日には、宮下公園に残っていた最後のホームレスの方が自主的に代替用地に移動されました。(引用終了)

質問17ー2004年に宮下公園の起居していたホームレスが105人とありますが、その根拠を教えて下さい。
また私たちの得たデータではフットサル建設時にホームレスが減少した事実はありませんが、ナイキジャパンのデータのソースはなんですか。教えて下さい。

質問18ー「宮下公園の整備工事にあたり、渋谷区の公園課と生活福祉課は共同」云々というのは当ブログ12月13日付けの記述(注5)と同じものを指していると考えます。10月23日(金)の午後9時から12時までの3時間で、10月23日の午後、10月26日、27日、28日は例外というものが支援として十分だと思いませんが、ナイキジャパンが十分だと思われるなら、その理由を明らかにして下さい。

注5ーhttp://miyasitaseibi.blog71.fc2.com/blog-entry-58.html

質問19ー「巡回相談を定期的に実施」とありますが、そういった事実はあるのでしょうか。ソースを教えて下さい。

質問20ー「自立してアパートへ転居した方たちもいます」とありますが、2009年9月から2010年10月8日までの間に宮下公園に起居していたホームレスのうち、何人の方が自立してアパートに転居したのですか教えて下さい。またその根拠は何に基づいているのですか。教えて下さい。

以上。敬具

2011年1月3日 宮下公園「整備計画」よもやま話編集委員会

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2015年4月17日宮下公園国賠報告集会での予定稿

仲間が時間の都合で4月17日の宮下公園国賠で省略したらしいので、予定原稿を載せておきます。

(以下本文)

宮下公園国賠の前提の話となぜ新宮下公園等整備計画が出たかについて話したいと思います。
現在の宮下公園は1966年に完成しました。現況地盤高を約5メートル上げ1階を駐車場、2階部分を公園として使用しています。人工地盤の上に公園がのっているので耐震性に問題があります。渋谷区もそのことは理解しており宮下公園を一時集合場所などの災害避難場所に指定してません。

次に、いつから宮下公園に野宿者がいたのか。支援者データでなく行政側資料を使って説明します。渋谷区が都に対し『路上生活者概数調査』を年2回提出しています。保存年限の一番古いものは2004年2月のもので宮下公園の野宿者は65人です。8月は72人。2005年2月76人、8月は69人。2006年2月66人、8月は66人、2007年2月26人で8月は27人という具合に宮下公園に野宿者がいたことになっています。

ここで気がつくのは2006年8月と2007年2月の間の野宿者の減少です。この主な理由は東京都が行った『ホームレス地域生活移行支援事業』によるものが大きく、渋谷区の対策の成果ではありません。渋谷区の政策によるものなら2008年1月26人。8月は21人と宮下公園の野宿者がほとんど減らないことに説明がつきません。しかも2009年には宮下公園の野宿者は増加傾向になっています。渋谷区の対策が効果があるなら、こうはならないでしょう。

話を進めると、宮下公園の耐震性に問題がある。宮下公園には多数の野宿者がいた。このことから渋谷区のやるべき政策は1)宮下公園の耐震性をあげること2)宮下公園の野宿者対策を行うことの2点と考えます。

しかし渋谷区は1)はやってません。2)も不十分です。
まず1)の宮下公園の耐震性から説明します。宮下公園「整備計画」の発端は2007年9月12日に渋谷区役所内で行われた株式会社ナイキジャパンのプレゼンテーションです。11月29日に渋谷区議会で公明党広瀬議員の質問に対し桑原区長は以下のように発言しています。

(引用開始)教育問題に絡んで宮下公園のスケートボード場の整備についてのお尋ねでございました。
 現在の宮下公園には、平成十八年六月、フットサルコート二面が設置をされまして、子どもから大人まで延べ五万二千人の利用があり、特に土曜、日曜には多数の申し入れがあり抽せんで利用いただくなど、大変好評をいただいているところでございます。
 また、フットサルコートが設置されたことにより、ホームレスが減少し、にぎわいが取り戻されるなど公園本来の機能が回復しつつあると考えております。多くの若者から要望される宮下公園内のスケートボード場の整備につきましては、地域の理解を得てこれを進めていくことが必要である、このように思っておりますけれども、整備後の運営方法や財政負担の軽減等の課題もあり、民間活力を導入する手法を検討中でございます。可能であれば、平成二十年度開設に向けた準備を進めてまいりたい、このように思っております。(引用終了)

この時点で民間活力を導入してスケートボード上を作るという宮下公園「整備計画」の萌芽が見えます。その後2008年2月6日に株式会社ナイキジャパン、2月12日に株式会社Fidoから提案を受け、2008年3月にナイキジャパンがネーミングライツ事業の候補者に選ばれます。2009年8月27日渋谷区と株式会社ナイキジャパンが『渋谷区立宮下公園ネーミングライツ基本協定書』を締結し1)ネーミングライツの対価として年間1700万を10年間を払う。2)公園施設を渋谷区に引き渡すことが決定します。

で、耐震はというと2008年9月に東急建設株式会社一級建築士事務所が渋谷駐車場(A-1棟、A-2棟、B-1棟、B-2棟)の耐震診断を行っています。その結果はA-1はX方向0.55、Y方向0.29。A-2はXYとも0.44。B-1はX方向0.46、Y方向0.25。B-2はX方向0.58、Y方向0.32です。0.60が指標ですから宮下公園の1階部分の駐車場耐震性に問題があるということが裏付けられました。それにも関わらず、宮下公園「整備計画」を進め、クライミングウォールやスケート場。管理事務所やエレベータなど新設し、外周フェンスとかフットサル場など改修して耐震性が強化されるのでしょうか。

2)の野宿者対策に移ります。2008年8月に21人の野宿者がいました。2009年1月30人、2009年8月27人と宮下公園「ナイキ化」計画が発表になっても野宿者の数は減ってません。野宿者が本格的に減るのは2010年の1月の14人からになります。この間に宮下公園で何がおきたかというと2009年9月1日付渋谷区ニュースで宮下公園改修を発表し宮下公園フットサル場の貸出を禁止。同年10月には11月から宮下公園封鎖するという文章を出します。

これ以前から宮下公園「整備計画」がありながら野宿者が減らなかったことから考えると、宮下公園の野宿者が減少したのは宮下公園「整備工事」が迫ってきたことが大きいと考えられます。その後2010年2月に宮下公園下の渋谷川遊歩道に代替地を作ったこともあり、2010年8月には宮下公園の野宿者は4人まで減少します。

最終的に宮下公園の野宿者がゼロになるのは2011年1月調査以降です。その間に2010年9月9日渋谷区は株式会社セコムと約705万円で宮下公園警備契約を締結(9月24日まで)、9月10日渋谷警察署に対し「渋谷区立宮下公園の部分閉鎖に伴う警戒警備の要請について」をし、9月15日渋谷区による宮下公園を一部閉鎖。そして9月24日に宮下公園の行政代執行。

2011年4月30日の宮下公園リニューアルオープン以降は宮下公園夜間閉鎖して終日公園にいることができなくした。行政代執行の前の行政による自力救済で宮下公園にいた野宿者を追っ払った後は物理的に野宿者を公園内にいられなくしたから野宿者ゼロ。野宿者追い出しの要素が濃厚であり、行政が野宿者対策と自慢できることとは思えません。

最後に野宿者の排除に成功しても宮下公園の耐震性問題は解消されていません。これを解決する手段として考えたのが新宮下公園等整備事業だと理解しています。

ですから、渋谷区議会で継続審議になっても再び新宮下公園整備事業は出てくると思われます。このような渋谷区を替えるのは世論の力が必要です。是非皆様の力を貸して下さい。

読者の皆様へのお知らせ

宮下公園「整備」工事関連記事は宮下公園「整備計画」略年表で、2012年におきた美竹公園・渋谷区役所人工地盤下駐車場・渋谷区役所前トイレの通称三カ所同時封鎖関連記事は美竹公園・渋谷区役所人工地盤下駐車場・渋谷区役所前トイレ封鎖略年表にまとめておりましたが、2013-2014越年越冬と2014-2015越年越冬の2回にわたって宮下公園のみならず美竹公園、神宮通公園と渋谷地区の公園を封鎖する事態が渋谷区によって起こされました。

神宮通公園の封鎖は宮下公園にも通称三カ所同時封鎖にも該当しません。そこで美竹公園・渋谷区役所人工地盤下駐車場・渋谷区役所前トイレ封鎖略年表を【美竹公園・渋谷区役所人工地盤下駐車場・渋谷区役所前トイレ封鎖略年表+α】と改正し、神宮通公園関係はこちら側に載せていくことにします。

宮下公園の関連情報はこれまで同様に宮下公園「整備計画」略年表を、それ以外の情報は美竹公園・渋谷区役所人工地盤下駐車場・渋谷区役所前トイレ封鎖略年表+αをご覧下さい。

2015年1月14日 宮下公園「整備計画」よもやま話編集委員会

五野井郁夫氏の『デモとは何か』の宮下公園の記載は具体的資料と合致せず

宮下公園「整備計画」に対しては当ブログ以外でも様々なところで語られてきた。ただし事実確認をせずに思い込みで語る例が見られる。

それは一般人に限らず、専門家や学者と言われるものも同様である。その実例として五野井郁夫氏の『デモとは何か』NHKブックス1190(2012)の宮下公園の記載部分を取り上げる。

この本の全体の評価は知らないが、宮下公園「整備計画」の事実に関しては、間違いが多すぎる。その項目の全文を引用した上で、注という形で事実関係について、指摘したい。

それでは五野井郁夫『デモとは何か』NHKブックス1190(2012)p158~160を引用する。注は宮下公園整備計画よもやま話でつけたもので原文にはないことを改めてお断りしておく。

(以下引用)
 なお、渋谷サウンドデモの出発点・終着点としての歴史的な場となった宮下公園は、2008年(注1)に児童労働や劣悪な低賃金労働の搾取企業として海外では悪名高いグローバルなスポーツ企業のナイキ社が、公園の命名権を獲得し、「ナイキパーク」という名前にして商業施設化、広告空間化しようと狙いを定めはじめる。つまり、本来みながくつろいだりデートをしたりデモで集まったりする無料の場であった公園が、ナイキの商業施設にお金を落とさないと入ることのできない場所になった。はやい話が「お金のないヤツは来るな」という話だ。しかも夜間施錠(注2)されるので、地震などの災害の時の逃げ場にもなり得ない(注3)。この頃はリーマン・ショックという未曾有の金融危機後(注4)であり、公園に寝泊まりせざる得ないホームレスの人々も数十人単位で多くいたのにもかかわらず、である。

 これに対して、いちむらみさこ、小川てつオ、そして1990年代後半に新宿西口のダンボールハウスに伝説的な作品「新宿の左目」を描いた武淳盾一郞らアウトサイダーアート系のアーティストらからなる246表現者会議が主体となり、小田マサノリや藤井光、渡辺篤のような現代美術家もくわわって「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」が設立された。ナイキ社のスペクタクルを崩してゆくようなイメージダウンが試みられ、「朝日新聞」や「東京新聞」をはじめ、多くの新聞で取り上げられることとなった。

 守る会は、ペットボトルや空き缶などにどんぐりの実などを入れ、手作りマラカスなど音の出るものをDIYで作るなどのワークショップとティーチ・インを行った。そこにホームレスの人びとが参加することで、宮下公園のナイキ化反対の手作りサウンドデモが数度にわたって、学生や社会人、そしてホームレスの人びととともに皆で行われるようになる。公園内で一部占拠デモもしばらくの間続き、そこでは市民大学や映画の上映会など、多くの試みがなされた。
 だが結局、宮下公園は渋谷区とナイキの手によって強引に「再開発」されてしまった。「ジェントリフィケーション」が遂行されてしまったのだ。
 それでもなお、多くのデモや抗議、そして区議会議員らへの陳情の結果(注5)、現在宮下公園は「ナイキパーク」という名前ではなく「みやしたこうえん」という名前を残すことに成功した(注6)。さらに商業空間のスペクタクルのなかに改修工事の当初はまったく考慮されていなかった公共の広場の設置を獲得した(注7)のだった。札束で行政と市民の顔を叩いて自分の企業の名前にさせるという暴挙を、少なくとも渋谷ではさまざまな形式のデモによって防ぐことができた。(注8)これは大きな成果といえるだろう。
(引用終了)

それでは具体的資料を元に注の部分を指摘させていただきましょう。

注1ーナイキジャパンが渋谷区役所内で宮下公園「整備」についてプレゼンテーションを行ったのは2007年9月12日である。したがって2008年との記載は明確に間違いである。
2008年宮下公園ナイキジャパン提案書付録_PAGE0001

注2ー宮下公園が夜間施錠されるようになった(正確には公園出入口を封鎖して夜間に立入できなくした)のは2011年4月30日に宮下公園がリニューアルオープンをされてから以降の話である。

2008年2月6日に株式会社ナイキジャパンから渋谷区に提出された『プロジェクトに関する弊社からのご提案・要望事項について』にも宮下公園の夜間施錠は要望されていない。

2008年宮下公園ナイキジャパン提案書_PAGE0001

4.公園内施設の利用運営(案)で利用時間が決められているのは③フットサルコートと④クライミングコートが21:00まで①バスケットボールコート、②スケートパーク、⑤フラットコンクリートスペースは常時開放とされている。

また、コミュニティーセンターの上のスペース部分は24H AREAと書かれている。

2008年宮下公園ナイキジャパン提案書付録_PAGE0002

これらのことから、2008年2月6日のナイキジャパンの提案の際に宮下公園の夜間施錠が提案されたとは思えない。

しかも宮下公園の夜間施錠に関してリニューアルオープン以前には渋谷区議会で議論されていない。夜間施錠をしないという議会答弁はある。詳細はやっぱり、宮下公園夜間施錠なんて言ってないじゃん参照。

宮下公園フットサル場はリニューアルオープン前から夜間施錠されており、宮下公園全体の夜間施錠とは意味合いが違う。小林議員の質問はこの前提を理解した上の質問である。誤解のないように。

宮下公園夜間施錠に関しては町会会長や商店会会長の要望を受けたという形をとったものと思われる。

2011年3月30日に出された神宮通り二丁目町会会長早乙女進一氏による「宮下公園の管理について(要望)」(押印部分が黒塗りなので町会の総意として出したのかは不明)

宮下公園夜間施錠について_PAGE0000

2011年4月8日に出された明治通り宮下パーク商店会会長小林俊一氏と宮下町会会長山本敏子氏による「宮下公園の夜間閉鎖に関する要望書」(押印部分が黒塗りなので商店会や町会の総意として出したのかは不明)

宮下公園夜間施錠について_PAGE0001

注3ー現況地盤高を約5.0メートルあげて公園にした経緯があるため、宮下公園は渋谷区によって避難場所や一時集合場所には指定されていない。

渋谷区地震対策マップ

注4ー『路上生活者概数調査』によれば宮下公園の野宿者は以下の通り。リーマンショック以前から宮下公園に多数の野宿者がいたことが分かる。
 2004年8月72人
 2005年2月76人、8月69人
 2006年2月66人、8月66人
 2007年2月26人、8月27人
 2008年1月26人、8月21人
 2009年1月30人、8月27人

注5ーこの件で渋谷区議会に出された陳情は「宮下公園の改修に関する陳情」のみである。陳情の願意は以下の3点である。
 1.ナイキ(私企業)主導による改修によって、宮下公園の公園としての公共性が失われないようにすること。
 2.スポーツ施設等の設置によって、宮下公園から多様な利用者が排除されないようにすること。
 3.宮下公園の改修計画をパブリック・コメント制度の案件とし、広く区民、及び利用者の意見を聴くこと。

宮下公園の名称を守ること、まして、みやしたこうえんという名称にすることなど求めていない。

「宮下公園の改修に関する陳情」及び渋谷区議会での質疑の様子は2008年10月22日の都市環境委員会での審議の模様参照

注6ー「みやしたこうえん」の名称は株式会社ナイキジャパンから提案され、渋谷区が認めたものである。

2011年3月11日付け株式会社ナイキジャパンによる『渋谷区立宮下公園の通称名について』

2011年3月24日ナイキジャパンみやしたこうえん_PAGE0000

この中で「区立宮下公園が子供から高齢者までの誰もが使える開かれた公園であることを表現し、誰にでも分かりやすい文字であるひらがなを使用」と「みやしたこうえん」を提案した理由を明らかにしている。

2011年3月24日ナイキジャパンみやしたこうえん_PAGE0001

これに対して渋谷区は2011年4月14日付け『渋谷区立宮下公園の通称名について(回答)』で回答している。

2011年4月14日渋谷区みやしたこうえん

2011年4月15日付け『渋谷区立宮下公園ネーミングライツ基本協定変更確認書』には以下の通りである。

2011年4月15日渋谷区立宮下公園ネーミングライツ基本協定変更確認書

変更前通称名を「宮下NIKEパーク」、変更後通称名を「みやしたこうえん(Miyashita Park)」と定めたことが分かる。

以上の事実関係から「みやしたこうえん」の名称は株式会社ナイキジャパンと渋谷区が決めたものである。

なお、渋谷区立都市公園一覧によれば現在でも正式名称は渋谷区立宮下公園のままである。

渋谷区立都市公園一覧

注7ー2008年2月6日の『プロジェクトに関する弊社からのご提案・要望事項について』の「全体平面図(ランドスケープ計画)」に広場435m2との記載があり、宮下公園「整備」の初期の段階から公共の広場を作ることは予定されていた。従って『改修工事の当初はまったく考慮されていなかった公共の広場』との認識は明確に間違いである。

2008年宮下公園ナイキジャパン提案書付録_PAGE0002

参考までに指摘しておくが、上記でも示した2008年2月6日の『プロジェクトに関する弊社からのご提案・要望事項について』の「コンセプトシート」には都市公園法及び都市計画法に基づく、公園内での建設可能面積や運動施設計画可能面積が出されている。

2008年宮下公園ナイキジャパン提案書付録_PAGE0001

注8ー宮下公園ネーミングライツ基本協定書は廃止されていない。従って宮下公園についての命名権は現在でも有効である。

最後に、上記で紹介した陳情趣旨から分かるように宮下公園のネーミングライツ阻止を獲得目標にしていない。
そのような資料があるなら資料を引用していただきたい。

宮下公園「整備計画」略年表と「整備」計画の問題点

宮下公園「整備計画」よもやま話編集委員会のメンバーが某所で使った資料を、公表します。

宮下公園「整備計画」略年表と「整備」計画の問題点

略年表

●2004年
・4月?日
 『公園施設寄付申込書』によれば、株式会社ナイキジャパン、渋谷区美竹公園に作ったバスケットコートなど(総額424万3400円 )を渋谷区に寄付

●2006年
・6月17日
 宮下公園フットサル場オープン

●2007年
・9月12日
 株式会社ナイキジャパン、渋谷区に対し宮下公園の整備について提案する

・11月29日
 渋谷区本会議で桑原敏武渋谷区長、宮下公園整備に民間活力を導入する手法を検討中と答弁

●2008年
・2月6日
 ナイキジャパン、渋谷区に『プロジェクトに関する弊社からのご提案・要望事項について』提出

・2月12日
 株式会社Fido、渋谷区に『宮下公園未来計画ご提案書』『収支予算計画書』を提出

・2月12日
 フリークライミング練習場設置を進める会『渋谷区宮下公園内へのフリークライミング練習場整備について、要望いたします』を渋谷区長に提出

・2月13日
 渋谷にスケートパークを作ってもらおう会『スケートパーク設置についての要望』を渋谷区長に提出

・2月25日
 渋谷区『渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ選定委員会要項』を施行。第1回渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ選定委員会が開かれる。選定委員会メンバーは委員長大高満範(学識経験者弁護士)、副委員長松井明夫(学識経験者経営コンサルタント)、委員桃井盛義(学識経験者公認会計士)、星宮正則(企画部長)、古川満久(総務部長)、日置康正(土木部長)の6人。

・3月7日
 第2回渋谷区立宮下公園ネーミングライツ選定委員会が開かれ、『渋谷区立宮下公園施設に係る審査結果について(報告)』を公表。審査結果として株式会社ナイキジャパンを渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ事業者に選定することが適当とする。
 
・5月10日
 「ジャストタイムズ渋谷」が宮下公園がナイキ公園にという記事を公表。ナイキによる宮下公園「整備工事」について市民が知るきっかけ。

・6月13日
 宮下公園をナイキ公園化計画から守るため有志により、宮下公園をナイキ化計画から守る会が結成

・7月30日
 宮下公園をナイキ化計画から守る会、宮下公園で記者会見を行う。よもやま話編集委の協力者、渋谷区民として法的手続き面を中心に反対の意見を発言。

・9月30日
 渋谷区議会本会議で桑原敏武区長は『申し入れのあった事業者について、これをいろいろと検討していただく、そのような中から、今回方向がだんだんと絞られてきた』と発言。

・10月21日
 渋谷区議会都市環境委員会で「宮下公園の改修に関する陳情」についての事前審査が行われる。その席上で小沢昭彦公園課長は以下の発言をする。
『ネーミングライツの提案はありましたけれども、これについては現在、協議中であり、命名権を与えることが決定した事実は全くございません。』
 また、渋谷区立宮下公園ネーミングライツ選定委員会メンバーの日置康正土木部長は以下の発言をする。
『私のほうから御答弁をさせていただきます。先ほど公園課長から答弁を申し上げたとおりでありますけれども、ただいまも木村委員のほうからお話がございましたとおり、協議の過程でございますので、この協議がまとまり次第、一定の成案を得た段階で、これは区議会はもちろんのこと、地域住民にもお諮りをすると、このように御答弁を申し上げているところでございますので、私どもとしては、そういった取り組みの中で対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。』

・10月22日
 渋谷区議会都市環境委員会で「宮下公園の改修に関する陳情」が本会議に附さないことが決定される。

●2009年
・1月
 渋谷区公園課、渋谷区立公衆便所のネーミングライツ(施設命名権)に際し『渋谷区立公衆便所ネーミングライツスポンサー企業募集要項』を公表。募集期間1月30日から2月13日とする。
 公園課担当の宮下公園でネーミングライツ募集要項を発表し、対外的に公表しなかった理由は不明。

・2月24日
 目黒区某(情報公開では氏名非公開)『渋谷にストリートスポーツ施設建設希望の嘆願書』を渋谷区長に提出。

・6月11日
 渋谷区議会本会議で桑原敏武区長が宮下公園の整備について発言。ナイキジャパンとの協定書が結ばれていないにも関わらず、なぜこの時期に公表したのかは不明。

・6月18日
 渋谷区議会都市環境委員会で「渋谷区立宮下公園の整備について」が議題になり、渋谷区議会で宮下公園整備計画の詳細が始めて明らかに。

・7月1日
 渋谷区土木部公園課、住民説明会を行い『宮下公園整備計画(案)について』発表。工事説明会2009年8月中旬、工事期間2009年9月~2010年4月、開設2011年5月という見通しが明らかに

・7月15日
 渋谷区ニュースにて宮下公園・宮下公園フットサル場の休業のお知らせを発表。期間は2009年9月1日から2010年4月30日(予定)、理由は改修工事のため。

・7月16日
 渋谷区議会都市環境委員会で日置康正土木部長は「スケートボード場、フットサル、クライミングウォールにつきましては、深夜は閉鎖をさせていただきますというような御返事をさせていただきました。公園全体は24時間開放でございます」と発言

・8月27日
 渋谷区長とナイキジャパン、『渋谷区立宮下公園ネーミングライツ基本協定書』を締結。
ナイキジャパンはネーミングライツの対価として1年間1700万(含む消費税相当分)を払う。またナイキジャパンはネーミングライツの対価として、5条に規定する宮下公園の整備計画で作った公園施設を渋谷区に引き渡すことが明記。(第8条)

・9月1日
 渋谷区ニュースにて宮下公園改修計画を告知。渋谷区民の多くが宮下公園整備計画を始めて具体的に知る。この日から宮下公園内のフットサル場の貸出停止。

●2010年
・2月?日
 渋谷区が宮下公園下に移動を求める張り紙を出す。その中で渋谷区公園課名で「2月15日以降渋谷区が移動します」と明記

・3月23日
 ナイキジャパンから渋谷区に対し『公園施設の設置許可申請書』が出される。設置の期間は横線で記入なし。別途資料「宮下公園整備工事施工計画書」の日付は平成22年4月

・3月24日
 ナイキジャパン主催の宮下公園整備工事説明会が開催。ただし『宮下公園整備工事説明会資料』にはナイキジャパンの記載なし。しかも渋谷区と東急建設は出席、ナイキジャパンは欠席。ナイキジャパンによる住民への工事説明会はその後一回も開かれず。

・3月31日
 渋谷区議会本会議で『宮下公園運動施設管理条例』が可決される。

・渋谷区からナイキジャパンに対し『公園施設の設置許可書』が出される。設置の期間は斜線で記入なし。日付部分の記載は平成22年3月 日。

・7月?日
 渋谷区、行政代執行手続きを視野にいれ、Mプロジェクト組織。副区長が統括責任者

・8月31日
 都市公園法に基づく除却勧告

・9月9日
 渋谷区は株式会社セコムと705万3850円で宮下公園警備業務委託を結ぶ(9月15日~9月24日まで)

・9月15日
 渋谷区による宮下公園の一部閉鎖。渋谷区都市公園条例に基づく一部区域の利用禁止。その際に宮下公園にいた野宿者を強制排除し、出入り口に可動式フェンス設置する

・9月16日
 都市公園法に基づく除去命令

・9月18日
 行政代執行法に基づく勧告

・9月21日
 行政代執行法に基づく行政代執行実施の公告

・9月24日
 渋谷区による宮下公園の行政代執行の実施

・10月4日
 渋谷区、区民の皆様へと題した「区立宮下公園の整備について」公表。整備計画図面ではなく、完成予想図のみ。

・10月12日
 ナイキジャパンから渋谷区に対し『工事期間変更届』が出される。別途資料「宮下公園整備工事施工計画書」の日付は平成22年10月
 
・10月14日
 ナイキジャパン「渋谷区立宮下公園」の整備工事について公表。宮下公園整備関係で初のプレスリリース

●2011年
・3月8日 
 神宮通り2丁目町会会長早乙女進一名で「宮下公園の管理について(要望)」が出される。宮下公園の夜間閉鎖と施錠を求める。なお同内容の要望は4月8日に明治通宮下パーク商店会会長小林俊一、宮下町会会長山本敏子連名で提出される。

・3月31日
 ナイキジャパンから渋谷区に対し、平成22年度分のネーミングライツ料1700万円が支払われる。

・4月14日
 宮下公園の通称名を宮下NIKEパークからみやしたこうえんに変更するとのナイキジャパンの申し出を渋谷区が了承。ただし協定書の変更はせず、記載は宮下NIKEパークのまま

・4月15日
 宮下公園運動施設管理運営業務委託、2803万4895円で株式会社Fidoスポーツに決定。

・4月28日
 ナイキジャパン、ネーミングライツ期間中にも関わらず、渋谷区に対し宮下公園の運動施設を寄付(総額2億4983万2585円)を申し出、渋谷区了承。正式な受け取りは4月30日。

・4月30日
 宮下公園リニューアルオープン。運動施設は節電のため18時30までの開館。なお撮影及び集会などの利用は6月末でできないと発表

・6月24日
 宮下公園国賠訴訟第1回公判開かれる

・8月19日
 「NIKE MIYASHITA CUP」実施。キッズクリニックは雨のため中止。当初予定では9時30分まで公園使用

●2012年
・4月1日
 宮下公園フットサル場の夜間利用を10時まで延長。ただし渋谷区ニュースで告知せず。
以上

宮下公園「整備工事」の問題点

1)ネーミングライツ選定手続きの問題
・ネーミングライツ選定に関し、外部に対して募集要項を公表していない
 ※2005年の渋谷公会堂、2009年の渋谷区公衆便所は募集要項公開→選定委員会による議論→決定
・ネーミングライツ選定の募集問合せ(2008年2月)の前に1社(ナイキジャパン)から提案を受けている
・ネーミングライツの選定基準が変化している
 ※変更前)会社の状況、金額、名称案、社会的貢献
  変更後)施設の社会的貢献、経済的寄与、安定運営、イメージ向上

2)住民説明の問題
・協定締結までは公開できないと言いながら、2009年8月27日の協定締結前の2009年7月1日に説明会開催
・建築主のナイキジャパン主催の工事説明会なのにナイキジャパンが欠席。説明には渋谷区と東急建設があたる。ナイキジャパンによる説明会は結局1度も行われることなく工事着工

3)建設工事についての問題
・2010年3月23日にナイキから提出された公園施設の設置許可申請書の添付書類の日付が平成22年4月である(頭の文書と添付文書の日付が合っていない)
・2010年10月12日にナイキジャパンから出された「工事期間変更届」に対しての渋谷区の許可書がない

4)行政代執行手続きの問題
・相手先の連絡先を知っていながら、都市公園法に基づく除却勧告を渋谷区役所の掲示板に掲示
・行政代執行の前に宮下公園を部分閉鎖し、入り口にフェンス設置、ガードマンを配備
など

作成 宮下公園「整備計画」よもやま話編集委員会
ブログ http://miyasitaseibi.blog71.fc2.com/ 【宮下公園 整備】で検索可
(2012年4月21日)
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