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宮下公園ネーミングライツ選定委員会での議論1

「外部委員も含めた」と言いながら、渋谷区関係者ばかり集めて作られた、渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ選定委員会。

そこでの議論を2回に分けて掲載します。第1回は2008年2月25日です。

渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ選定委員会の審査結果について(報告)
当委員会は、渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ提案事業者について、慎重に審査を行った結果、下記のとおり選定したので、ご報告します。

1 対象施設
(施設名) 渋谷区立宮下公圍施設
2 提案状況
 2社から提案があった。
3 提案内容要旨
 別紙提案内容比較表のとおり
4 審査結果
5 審査概要
(1)評価のポイント
当選定委員会においては、下記評価のポイントにしたがって審査を行った。
・会社の状況 安定した経営が行われていて、契約内容を十分履行できるか。
・金額 金額の多募。
・名称案 渋谷区立宮下公園にふさわしい名称か。
・社会的貢献 社会的貢献の実績、渋谷区立宮下公園の活用案が区民福祉の向上に寄与するかどうか。
(2) 評価概要
(引用終了)

渋谷公会堂の際には「新たな収入を確保し、文化芸術施策の充実を図るため」にネーミングライツスポンサーを募集すると募集要項で明確に打ち出していますが、宮下公園の場合は募集要項を対外的に公表していません。

そのためか公園に対してのネーミングライツの意味づけにあたる部分はなく、公園の緑地を増やすだとか、ぼろっちい遊具を新しくするだとかという議論ではなく、2社による「宮下公園の活用案」を前提としての議論になっていることが分かります。

その中で何が話し合われたかは、下の議事次第を見て下さい。なお、渋谷区によれば正式な議事録はとっていないそうです。

渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ選定委員会 次第
日時 平成20年2月25日(月)午後4時~
場所 4階応接室
議事
1 選定委員会について
2 選定方法について
3 応募事業者及び提案内容について
4 答申素案について
5 その他

第1回渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ選定委員会 議事要旨
日時 平成20年2月25日(月)午後4時~6時
場所 4階庁議室
参加 大高委員、松井委員、桃井委員、古川委員、星宮委員、日置委員
   松井副区長
(事務局)宮崎課長、小澤課長、大澤課長(司会)

(議事)
副区長 宮下公園にスポーツ施設を整備し区に寄贈するとともにネーミングライツ契約をしたいとの提案が2社からあった。負担付き寄付となれば議会の議決が必要となる。寄付とネーミングライツとは分けて考えたい。ナイキの提案は、施設整備はするが管理運営はしない。Fidoの提案は、指定管理者により管理連営する提案だ。区民からも設置の要望がある(スケートボードエリア、バスケットボールエリア、クライミングウォール含む)。ご意見をいただき、金額、ネーミングだけでなく、社会的貢献等も含めて総合的評価をお願いしたい。あとから問題とならないようにしたい。
委員長に大高委員、副委員長に松井委員を選任したい。
(異議なし)
委員長 大高委員長あいさつ。 事務局の自己紹介を。
事務局 (自己紹介)
委員長 提案内容の説明をしてほしい。
小澤課長 宮下公園の概要、提案2社の説明。
宮崎課長 提案内容比較表を説明。
副区長 区は指定管理者による運営は考えていない。施設管理を業務委託することになると思う。ナイキは賃料300万円と言っているが、条例による公園占用料があり勝手にできない。
桃井委員 Fidoは施設の維持管理に収入を得て管理、有料ということか? ナイキはフリーで使いたい人は使えるのか?
副区長 現在フットサル場は、区に使用料が年間2600万円入る。1800万円で委託しているので800万円位利益がでている。ナイキは200日位優先的使用を無償で事業実施したいと提案している。優先使用権を区が与えるにしても10日位が限度。区の条件で今後の交渉となる。
松井委員 Fidoは利用料を高めに設定していてそれで運営費を賄う。区民には利用料が高めになる。
副区長 条例の中で使用料を決める。Fidoが上げたいといってもできない。
委員長 条例の制約を受けるということだ。
桃井(ママ)ネーミングライツの対価が違う。Fidoは管理しながらネーミングライツの対価を払う形であり、区分が分かれるのではないか。6億円が妥当か判断も難しい。
宮崎課長 Fidoは指定管理者を前提としており、どこまでできるか不明。
委員長 指定管理者はだめという前提とした方がいい。議会の答弁に耐えられるような資料を作っておくべきだ。高次元の立場から判断しなければならない。
副区長 Fidoは宮下公園のフットサル場の管理を受託している。特に問題は生じていない。
委員長 リブロスとの関係は。
副区長 広告代理店としての関係と思う。当初違う会社名を出していた。
古川委員 寄付とネーミングライツは区分すると分かりやすい。寄付については条件付き贈与の関係がでてくる。
副区長 どちらが適当かをセットで決めてもらう。区側の注文で施設内容は変えると言っている。負担付き贈与は議会の議決が必要になり、切り分けして考える。
古川委員 屋外広告物条例に該当するのか。
小澤課長
公園は広告禁止地区だが、審議会にかけて許可をだしている。公共広告で、社会的貢献をしていることが条件だ。
松井委員 Fidoの場合、契約相手はどちらになるのか。
副区長 契約相手はFidoとなる。スポンサーがリブロス。
委員長 決算書を見てどうか。
桃井委員 19年度売上は40億円と大きいが、18年度は5800万円。15年に設立で企業規模は小さい。急に売上が拡大。親会社が付け替えをしている恐れがある。関連会社との関係がどのようなものか確認が必要。有価証券の売却損1億円で、それがなければ利益がでている。匿名組合への投資も気になる。実態がどうか。財務調査では否決されている。リブラスは公開していて開示はクリアーだ。ナイキは親会社のコントロールもあり会社法監査も受け、指導されており問題ない。 会計処理も適正と思う。
委員長 匿名組合はよくない。
松井委員 Fidoは実態が分かりにくい。どんな会社か疑問だ。
委員長 それぞれ提案を出してきた以上、十分検討したい。関連会社のことも含めて開示ができないか。
副区長 必要であれば求める。
松井委員 よその会社のことを聞くのは難しいが、10年と長期にわたる契約であり、慎重にした方がいい。不祥事が発覚し、経営不振から契約が打ち切りになれば、利用者に混乱を生ずる。
委員長 慎重にやらないといけない。どこの部門で売上に寄与したのか。親会社が利益を配分したのか。脱税ではないが、税務署に否認されている。要注意。確認する必要がある。
副区長 ネーミングライツではナイキが1700万円、Fidoが6300万円と大きな差だが、Fidoは収入をあてにしており、本当に正しいか疑間。
星宮委員  Fidoは区から業務委託を受けることを前提としているのか。収入の部に委託料がない。
副区長 区は、指定管理料は支払わない。
古川委員 選定評価表の説明をしてほしい。
宮崎課長 資料説明
桃井委員 Fidoの630百万円(ママ)はまるまるネーミングライツの対価ではない。前提が異なっている。
宮崎課長 委託料が入ってくるという前提だ。
桃井委員 受託は分けていかないといけない。実際は低い。
小澤課長 現在の想定で委託料が年間4700万円程度かかる見込み。提案はFidoに4700万円支払が前提。
委員長 条例の問題があることを言わないといけない。
副区長 施設利用料は区に入れると言っている。
桃井委員 ネーミングライツの対価は分けなければいけない。
松井委員 ネーミングライツとしていくら出すのか。業務委託でどれだけで受託するのか。寄付の金額より、施設が社会貢献となるのか、区民サービス貢献となるのかが重要。寄付の額を加えるべきか疑問。
副区長 分けてやってみたい。
委員長 分けて整理した方がいい。ナイキやFidoはネーミングライツの例はあるのか聞いた方がいい。
大澤課長 契約があるかどうか不明。
松井委員 選定評価の枠組みはいいが、今回は施設整備の中身が大切ではないか。もう少し区民サービスの観点で施設整備の比重をあげたらどうか。
委員長 まず、足切りの中で考えたらどうか。議会でも分かりやすい。
桃井委員 期せずして2社から提案があった訳は何か。
小澤課長 昨年の1定と3定の区議会で議員から質問があり、区長が「いろいろな手法で考えたい」という趣旨の答弁をした。
副区長 ナイキは秋、Fidoは最近持ってきた。もともとフットサルコートの選定の際は3社ぐらいから提案があった。フットサルは区で整備。管理はプロボーザルで選んだ。
松井委員 企業評価はプラス項目として下に入れた方がいい。足切りは最低限の条件としてはじめの方に入れるのはどうか。
大澤課長 次回への調査検討項目(別紙)確認。
松井委員 ロッククライミング施設自体の良し悪しについて専門的な意見を入れて集約してほしい。
小澤課長 資料を作る。
委員長 次回は3月7日(金)午後5時でどうか。
全員 了承。
(引用終了)

ネーミングライツの対価としてスポーツ施設の寄付があるのでその逆ではありませんが、渋谷区は法令に熟知しているので地方自治法法96条の9「負担付きの寄附又は贈与を受けること」に抵触する可能性を心配しています。

その際には議会の議決が必要になることは当然わかってらっしゃると思いますが、区議会の議決なんてありましたっけ?

同じく屋外広告についても渋谷区は東京都屋外広告物条例や東京都屋外広告物条例施行規則などに抵触する危険性を分かっています。ナイキジャパンによる宮下公園のネーミングライツが「公共広告で、社会的貢献」にあたらないと判断される可能性はあると思うんですけどね。

その他の業務委託だとか指定管理者だとかは募集要項を対外的に公表し、こう言う制度は認めないとあらかじめ決めておかない渋谷区のやり方が汚いとしか言いようがありません。こういうの後出しジャンケンって言うんじゃなかったっけ。

と、なると会社の規模、財政状況を重視した部分以外はまともな議論とは思えないんですけど。また、会社の規模、財政状況を重視したいなら、渋谷公会堂のネーミングライツのように契約金額5000万以上などと定め、具体的に金額を提示させればいいじゃん。

行政代執行の際に区長は「けじめをつけるのが私の仕事。いつまでもほっておくことはできない」との名言を吐いたと報道されています。

この言葉をご自身がトップの渋谷区のお仕事に是非反映して下さい。お願いします。
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