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宮下公園ネーミングライツ選定委員会での議論2

2008年3月7日の宮下公園ネーミングライツ選定委員会ではどんな議論がされたのでしょうか。
式次第、議事要旨、答申素案の3点を載せておきます。

【第2回渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ選定委員会次第】
日時 平成20年3月7目(金)午後5時~
場所 4階応接室

議事
1 提案内容ついて
2 選定評価について
3 答申素案について(引用終了)

【第2回渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ選定委員会 議事要旨】
日時 平成20年3月7日(金)午後5時~7時
場所 4階庁議室
参加 大高委員、松井委員、桃井委員、古川委員、星宮委員、日置委員
松井副区長
(事務局)宮崎課長、小澤課長、大澤課長(司会)

(議事)
委員長 前回の提案内容について今回までの宿題となった点があった。そのことについて事務局は報告してほしい。
小澤課長 資料により説明。
委員長 桃井委員、意見をお願いしたい。
桃井委員 私も再度Fidoの関連会社について調べたが、Fidoの親会社であり、まだ新しい会社。グループの活動はこれからで、不動産売買等のサービス事業に軸足をおいている。
松井委員 Fidoは過去の実績がほとんどため、評価しにくい。
小澤課長 スポーツ施設についてはスポーツセンターの社会教育主事に評価してもらった。評価にほとんど差はない。2社の提案ともに利用者の導線やバリアフリーなど管理面が不足している。今後、細かい協議が必要であり、喫煙場所、駐輪対策も課題である。
委員長 議題2、選定評価について説明を。
小澤課長 選定評価の方法について松井委員からご意見をいただいた。
松井委員 基本的な考えとして、評価するとき項目が多いと分かりにくいため4項目にしぼった。評価基準として、第1に「施設の社会的貢献」、利用者の役にたつか、使い勝手はどうかという視点。第2に「経済的寄与」、区にとって経済的なメリットがどれだけあるか、区の後年度負担はどうかという視点。第3に「安定運営」、区民が長期にわたって安心して利用ができるか、十分な運営ノウハウ、実績があるかという視点、第4に「イメージ向上」、区民にとってなるほどと思わせる民間企業であるか、公園、公の施設のイメージ向上に役立つかという視点の4項目で評価した方がいい。メリハリがつく。
桃井委員 分かりやすいと思う。
委員長 順次意見を聞きたい。
小澤課長 選定評価結果 案2を説明。
桃井委員 適切な評価というのが感想だ。基準によりどうしても主観が入りやすい。経済的なネーミングライツの対価は倍近く違う。かなり低い評価になる。全体では評価は変わってこなかった。価値としてどう評価するかだが、標準的な評価基準がない。ナイキは広く知られている。社会的貢献もあり評価したい。単純に金額で比較すると片寄るのでこの比較で良い。イメージでナイキが10点、Fidoが3点。不動産だから悪いというのはどうか。普通として良いのではないか。総合評価が悪いとはいえない。
松井委員 Fidoは315百万(ママ)で評価していいか。前回、スポンサーとの合意が前提としていた。コミットメントか。
小澤課長 コミットメント(確実に約東されたもの)として、である。
松井委員 評価点の設定だが、シンプルに5段階がいい。5は評価基準を充足、4はほぼ充足、3は普通、2はやや不良、1は不良とする。厳密にしても根拠がはっきりしない。絶対基準3を基準として区として認められるものを4とする。これにより評価すると総合でナイキが16点、Fidoが13.5となる。(別紙)
古川委員 適切な評価になっている。別途景観の面からどうかは気になる。
星宮委員 Fidoは経験が浅く10年もつのか疑問。運営を自分が請け負うことを前提としている。ナイキの方が良いのではないか。
日置委員 配点の仕方が悩ましい。根拠が不明。単純化した方がいい。松井委員の提案が分かりやすく外にも説明しやすい。
委員長 ナイキの方がイメージ向上となり、企業としても安定連営している。
松井委員 日経新間社 (日経産業新問) で企業イメージの調査をしている。 ビジネスマンの支持率ペスト10で、1位トヨタ、2位ソニーに続きナイキが3位となっている。4位ホンダ、5位サントリーが統いている。ナイキは「よい広告活動」「扇子(ママ)がよい」「文化・スポーツ・イベント活動に熱心」の3項目でトップになった。公園の施設にふさわしい。 評価材料になる。
副区長 C.C.Lemonホールでは意見が分かれたが、今回は一つにまとまった。松井先生からの資料はとてもありがたい。
桃井委員 価値の評価は難しい。 評価する場合、前提条件によって違いがでるが、たたき台で評価しても同様であった。 5段階評価は合理性があり、 平均をとっても良い評価だ。
委員長 事務局の評価点も意味がある。
松井委員 5段階評価でナイキは合計16。平均4点で、すべての条件を充足している。渋谷区の充足レベルにたっている。合計点を比較した相対評価と全体として充足レベルにあるとする絶対評価の両方の面から評価できるということをコメントとして入れた方がいい。
委員長 ナイキを選定することでよいか。
全員 費成。
委員長 事務局の答申案をもとに、今日の議論を踏まえ調整して区長に答中をしたい。松井委員が評価のスタンダードを出してくれ、どこに出しても恥ずかしくない議論ができたと思う。
副区長 あいさつ。
(引用終了)

宮下公園「整備計画」よもやま話の読者はおわかりでしょうが、それ以外の読者は全くご存じないようなので、再度引用しておきます。

2月25日の際の評価のポイントは以下の通りです。必要部分を引用します。

(引用開始)
5 審査概要
(1)評価のポイント
当選定委員会においては、下記評価のポイントにしたがって審査を行った。
・会社の状況 安定した経営が行われていて、契約内容を十分履行できるか。
・金額 金額の多募。
・名称案 渋谷区立宮下公園にふさわしい名称か。
・社会的貢献 社会的貢献の実績、渋谷区立宮下公園の活用案が区民福祉の向上に寄与するかどうか。
(引用終了)

これを見れば分かるとおり、評価のポイントは1)会社の状況2)金額3)名称案4)社会的貢献4つであったはずです。それが舌の根が乾かぬうちに1)施設の社会的貢献2)経済的寄与3)安定運営4)イメージ向上と替えられている様子が分かります。

社会的貢献と施設の社会的貢献では意味合いが違います。ナイキの児童労働に触れたくないからですか。それにしてはもう一つの株式会社Fidoに対しては「親会社が付け替えをしている恐れ」「匿名組合への投資も気になる」「脱税ではないが、税務署に否認されている。要注意。」などとさんざんなことを言っておりますね。

ナイキに関しても株式会社Fidoと同じように児童労働が本当に改善にむかったのかとか、労働争議を抱えていないかとか鋭い指摘があってしかるべきなのに、出てきたのは日経新間社の企業イメージの調査ですか。とても両者を共通の土俵の上に載せて議論したとは思えないですけどね。

金額だって「金額の多募」とわざわざ指摘していたのに、株式会社Fido3億1500万円、ナイキジャパンが1億7000万円と評価額に差があってどうにも言い訳ができないから、経済的寄与だとか安定運営だとかを持ち出したとしか思えませんけど。こういうのって典型的な後出しジャンケンでしょ。渋谷区という行政のすることですか。

それと名称案の検討はどうなったの。評価のポイントに入れておきながら、議題に載せて議論しないって、ずいぶんいい加減ですね。ネーミングライツ募集要項を対外的に公表しないところから公平性や透明性など担保されていないって言えば、言えますけど。

片方の会社が有利になるように評価のポイントをころころ変化させる。これで「どこに出しても恥ずかしくない議論ができたと思う」んですか。渋谷区の恥をさらしているだけではないでしょうか。

最後の答申素案です。

平成20年3月7日
渋谷区長 桑原 敏武殿
渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ選定委員会 委員長 大高満範
渋谷区立宮下公国施設ネーミングライツ選定委員会の審査結果について(報告)
当委員会は、渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ候補者について、慎重に審査を行った結果、下記のとおり選定したので、ご報告します。

対象施設
(施設名) 渋谷区立宮下公園
2 提案状況
渋谷区立宮下公園施設のネーミングライツについては、平成20年2月6日及び平成20年2月12日に各々1社ずつ、計2社から提案があった。
3 提案企業と提案内容要旨
(1) 株式会社 ナイキジャパン
名称案
「Shibuya NIKE PARK」 「NIKE Shibuya Park」
「NIKE Miyashita Park」
金額 170百万(ママ)円(10年契約)
社会貢献 渋谷区立美竹公園ジョーダンコート寄贈等

(2) 株式会社 Fido
名称案
「宮下リブラスパーク」 「リプラススボーツパーク」
金額 315百万(ママ)円 (10年契約)
社会貢献 スポーツ選手活動支援等

4 審査結果
5 審査觀要
(1)評価のポイント
当選定委員会においては、下記評価のポイントにしたがって審査を行った。
・施設の社会的貢献 公園施設として、またスポーツ施設として、区民及び利用者の福祉向上に資するか。
・経済的寄与 ネーミングライツ対価等の経済的寄与が妥当な水準であるか。
・安定運営10年間という長期の取り決めにふさわしい契約主体であるか。
・イメージ向上 公園及びスポーツ施設としてふさわしい名称であり、宮下公園のイメージ向上に役立つか。
(2)書類審査
いずれの会社も資格要件を満たしており、必要書類の不備もなかった。
(3) 評価概要
①株式会社 ナイキジャパン
②株式会社 Fido
6 選定経過
平成20年2月25日 第1回選定委員会
    3月7日  第2回選定委員会
平成20年3月7日
渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ候補者選定委員会
委員長 大高満範
副委員長 松井明夫
委員 挑井邦義
委員 星宮正典
委員 古川満久
委員 日置康正
(引用終了)

第2回の宮下公園選定委員会で持ち出された評価基準で答申をまとめようとしていることが分かります。
何度でも言いますが、こういうやり方は後出しジャンケンで、透明性も公平性も中立性もありません。

こんなやり方で決まった宮下公園の「整備計画」のどこに正当性があるのでしょう。
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