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2011年3月2日の渋谷区議会での審議

2011年3月2日の渋谷区議会で宮下公園ネーミングライツについて議論されていたので、紹介します。質問者は浜田浩樹氏(民主党)です。

紹介する前に一言、渋谷区に言っておきます。もう2定が始まっているのになんで今頃1定の議事録の公開なんですか?しかも委員会ではなく、本会議の議事録の公開でしょう。遅すぎます。

議会のインターネット中継等もないことから、渋谷区議会を傍聴した区民以外は1定の議論を今回の渋谷区議選の投票材料として選べませんでした。

百歩譲って議事録の公開には手間がかかるということは認めても、なんで渋谷区議会ニュースの1定号を渋谷区議選の前に出せないのですか。判断材料を少なくして渋谷区民の投票行為を喚起しようなんていうのは自己満足です。

本題に戻って浜田浩樹氏(民主党)の質問です。

(引用開始)次に、ネーミングライツについて区長にお尋ねいたします。
 渋谷区とナイキジャパンの間で結ばれた協定では、平成二十二年度の宮下公園ネーミングライツ料金の支払いについては、三月三十一日までに渋谷区はナイキに請求することになっていますが、これは実際に支払われるのでしょうか。
 また、前回の定例会で取り上げましたが、第三者への名称使用の点など、協定に不備があるともとれる答弁もありました。また、昨年十月のナイキ側の説明も、ホームページに掲載をされたプレスリリース上では、「名称」はこれまでどおり「渋谷区立宮下公園」となりますとあるのみで、ネーミングライツの活用については触れられていません。この間の経過やこの契約の履行状況について区長にお伺いいたします。
 また、ネーミングライツ一般については、渋谷区議会民主党から実施を提案し実施に至りましたが、定着させるための取り組みが不足していると考えます。
 ネーミングライツによって、区の施策や施設の充実、イメージ、利便性の向上、また区の歳入増、企業にとってはブランドイメージの向上と、それぞれの関係者にとってメリットがあるようにしなければなりません。しかしながら、例えば、渋谷公会堂を見れば、必ずしもよい活用がされていないのではないかと考えます。
 渋谷区議会民主党では、当初、手続を明確にし、区民の理解を得る努力、また施設とスポンサー双方のイメージアップが図られたかと言えば、そうとは言えないのではないでしょうか。
 渋谷公会堂や公衆便所などこれまでのネーミングライツの評価について区長にお伺いいたします。(引用終了)

ネーミングライツ協定の履行状況、ナイキジャパンとの協議の状況、ネーミングライツの評価の3点を質問しています。

桑原敏武渋谷区長の回答
(引用開始)渋谷区議会民主党、浜田浩樹議員の質問にお答えをしたいと思います。
 私に対しては、ネーミングライツについてのお尋ねでございました。
 最初に、宮下公園のネーミングライツについて、協定変更があるのかとお尋ねでございますけれども、このことについては、平成二十一年八月二十七日に締結した協定に基づいて現在工事が進められているところでございます。
 ネーミングライツ料につきましては、これに基づきまして、協定どおり三月三十一日に納められるものと、このように考えております。
 次に、このネーミングライツの評価についてのお尋ねでございます。
 これの渋谷公会堂につきましては、五年間にわたり安定的な財源が確保され、区財政に大きく寄与したと考えております。
 また、公衆便所につきましては、便器、排水管、床の清掃や施設改善等につきましてもスポンサー企業により実施され、無臭化や衛生面での向上、区民にとっても、ネーミングライツを好意的に受け止め、協力をしていただいたと、このように思っております。
 しかし、今日の不況にあっては、このネーミングライツに対する需要といいましょうか、そういう要求、要望というのは出ておりません。したがって、今後ともこの取り組みをどうしていくかということはございますけれども、本区としては財政的にもこういったもしお申し出があるならば積極的に取り組みたいなと、このように考えております。
 いずれにいたしましても、このことについては相手のあることでございますから、事前にこうしよう、ああしようと言ってもそのとおりにはなかなか難しい、臨機応変に対応したいと、このように思っております。
 以上、答弁とします。(引用終了)

ネーミングライツの協定変更はない、従ってネーミングライツ料は協定通り支払われるはず。また、ネーミングライツは渋谷区の財政に寄与したが、不景気でネーミングライツの需要はない。ネーミングライツの申し出があれば積極的に取り組みたいという趣旨の答弁を行っています。

ネーミングライツの協定変更については浜田浩樹氏の再質問の所で取り上げますが、ネーミングライツの評価については問題です。

渋谷公会堂や渋谷区公衆便所はネーミングライツ募集要項を公開することによって、ネーミングライツの条件をオープンにしています。ネーミングライツが不調に終わった渋谷区文化総合センター大和田も、渋谷公会堂と渋谷区公衆便所と同様にネーミングライツ募集要項を公開しています。このような手続きを踏んでいないのは渋谷区宮下公園の場合のみです。

だから宮下公園のネーミングライツとその他のネーミングライツは全く条件が違います。同じ土俵に載せて評価することはできません。

募集要項の公開の有無は以降の選定過程にも大きな影響を与え、宮下公園のネーミングライツにはナイキジャパンと株式会社Fidoしか募集してきません。

ナイキジャパンは美竹公園のバスケットボール寄贈、株式会社Fido は宮下公園フットサルコートの管理業務委託と、両者とも渋谷区との接点がある企業であり、そういう企業しか宮下公園ネーミングライツに手を挙げられないのは、公平性、透明性の面で問題があり、渋谷区と特定企業との癒着が疑われても仕方がない行為です。

従って宮下公園ネーミングライツは渋谷区から言い出したのかそれともナイキジャパンの提案によるものなのかの事実関係を明らかにし、選定過程の不透明さを反省し、謝罪する必要があるのに、そのようなことをする気は全くありません。

反省がない以上、同じ様なことが起きる危険性を指摘しておきます。

浜田浩樹議員の再質問

(引用開始)また、ネーミングライツの問題につきましては、再質問をしたいと思います。
 確かに、ネーミングライツの問題、区長は相手のあることということでおっしゃられましたけれども、しっかりと区民の中で、区議会の中で議論をして、しっかり区の中で理解がされ、しっかりとした制度になっていれば、相手に安心をしていただいて、命名権の価値を高めることで申し込んでいただけるのではないのかなというふうに私は思います。
 ですので、そういった観点から再質問したいと思いますけれども、今、区長のお答えの中では、実際にナイキの報道と、ナイキがプレスリリースをやっている内容についてはちょっと言及がありませんでしたので、これについては再度答弁をいただきたいと思いますけれども、プレスリリースでは、名称はこれまでどおり「渋谷区立宮下公園」のままですというふうになっていまして、実際に報道でも、ナイキジャパンはネーミングライツを撤回したというような報道もなされているところであります。これは、区民の方が非常に疑問に思っているところではないかなと思いますので、この経緯、またそのナイキジャパンとのどのような協議が行われているのか、そういったネーミングライツの撤回ということについて、そういうことに向けて協議を行っているのか、そうしたことを答弁いただきたいと思います。(引用終了)

ナイキジャパンがネーミングライツを放棄などしていないことはよもやま話編集委員会にとっては【スクープ】渋谷・宮下公園巡りナイキジャパン、命名権「放棄せず」で示したように常識です。しかし一般市民はマスコミ等のデマ宣伝に引っかかっています。

なぜ渋谷区は改善しないで放棄したのでしょう。そのことは大きな問題です。その理由は後ほど説明します。

桑原敏武渋谷区長の再答弁

(引用開始)浜田浩樹議員の再質問にお答えをしたいと思っております。
 この協定変更についてであろうと思いますけれども、協定変更をしたということについては、私、承知しておりません。ですから、どういう経緯でということについては言いようがないんです。私はこの協定のとおりやっていただけるということで、また社長がかわってあいさつに参りましたけれども、そういう話は一切出ておりません。したがって、そういうことはない、こういうふうに思っておりますので、そのとおりになるだろうと、こう思います。
 また、名称等については、これは相手の希望の名前を受けてどうするかということは決まるんですけれども、いまだにまだその名称をこうしたいけれども、どうだろうかという御相談はない、そういうことでございますから、私のほうとしては、このことについては現段階では対応していない。しかし、協定どおり工事は進み、またこのネーミングライツ料についてもいただくということで現段階では進んでいると、そういうことです。(引用終了)

普通はナイキジャパンが言っているだけで渋谷区は関知しないですみますが、宮下公園ネーミングライツの場合はそれではすみません。なぜなら第三者にも通称名の使用を義務づけるというトンデモ条項があるからです。

(甲の義務)
第10条 甲は、本公園で行われるイベントの主催者、本公園内で営業を行う者その他本公園を利用する第三者に対して、特段の支障がない限り、本公園の名称を表示するあらゆる機会に通称名を使用することを義務付けるものとする。
2 甲は、新聞、雑誌、テレビ等のマスコミが、本公園の名称を表示する場合、通称名を使用させるものとし、通称名以外の名称若しくは本公園名を使用する者に対して、乙と協議の上、特段の支障がない限り、甲の名前で訂正を求めるものとする。(引用終了)

この協定書の通りだとすれば、ナイキジャパンが言う通りに通称名が放棄されているにもかかわらず、渋谷区はマスコミなど第三者に対し、宮下NIKEパークを使えと言い続ける羽目に陥ります。

そうならないために渋谷区は通称名は宮下NIKEパークであり、通称名放棄の事実はないと表明する必要があります。
そのことを怠った渋谷区は職務怠慢です。

浜田浩樹氏の意見

(引用開始)ただいま区長から答弁がありました。私の再質問に対してお答えになられたところでは、やはり報道とのずれ、ナイキジャパンとの発表とのずれというのは、ちょっと疑問に残るところなのではないかなと思います。
 ネーミングライツについては今年度まだ実際には協定のとおり名称を使われているというふうには私は認識しておりませんけれども、その中で千七百万円はそのまま請求をされて支払われる一方、またネーミングライツについては行使しないというような表明をしているというのでは、何のための協定だったのか、またネーミングライツの対価としての契約金の支払いという前提が崩れているのではないでしょうか。これは、契約金額の設定にも疑問が残るものです。
 宮下公園の機能回復への取り組み、民間企業との共同による公園整備については進める必要があると思います。しかしながら、渋谷公会堂や公衆便所のネーミングライツの場合と違って、宮下公園の場合は、議会への報告が後回しになっている印象がぬぐえません。区民や議会に対して説明責任が不足をしている、事業の進め方には問題があったのではないでしょうか。
 一方、このネーミングライツ一般についての評価という点では、確かに公衆便所、トイレがきれいになり、イメージがよくなったと思います。よい取り組みであったと言えます。
 一方、渋谷公会堂ではどうでしょうか。当初、渋谷区議会民主党は、平成十七年に渋谷公会堂のネーミングライツの提案をした際には、施設の運営充実や区財政への貢献だけではなく、特に音楽文化の振興という思いからでありました。
 渋谷公会堂は、音楽を志す人々にとっては聖地でありますし、夢や希望のあるまち渋谷、そして渋谷そのものへのあこがれの象徴でもあります。渋谷公会堂の地位や価値を高めてきたのは紛れもなくアーチストや民間事業者であることも認識をして渋谷公会堂のネーミングライツについていま一度再検討していくことが必要でしょう。こうしたノウハウを蓄積して今後のネーミングライツ事業に生かしてほしいと考えます。
 最後に、渋谷区政に携わる者として、何よりも渋谷、渋谷区というイメージブランドに責任を持たなければならないと思います。子どもたち、次の世代によりよい区政を引き継いでいかなければなりません。その手段としてのネーミングライツは必要と考えます。工夫やおもしろい取り組みはどんどんやっていったらいいと思います。しかしながら、宮下公園の件を教訓に、民主主義の制度の中でネーミングライツ事業を定着させるためには、手続などについても区民の理解を得ていくことが欠かせません。やはり条例制定を初めとして、定義や仕組みを明確にし、選定決定への議会の関与や区民の関与を定めておく必要があると申し上げ、私の質問を終わります。(引用終了)

浜田区議が苦言を言うのも当然でしょう。

宮下公園ネーミングライツには様々な問題点があります。ホームレス問題のみを取り上げるのは矮小化に過ぎないことを何度でも指摘しておきます。

平成23年3月渋谷区議会定例会
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