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2010年10月都市環境委員会の議論

宮下公園の国賠訴訟が始まり、渋谷区の行った行政代執行の手続きが十分だったかどうかが、議論の対象になることでしょう。

そのことが議論された2010年10月5日の渋谷区議会都市環境委員会の議事録が公開されました。引用します。
委員会の質疑は一問一答形式なので一問一答形式でコメントをつけます。

なお、芦沢委員長とは民主党の芦沢一明氏、日置土木部長とは日置康正氏、森委員とは共産党の森治樹氏、松岡委員とは自民党の松岡定俊氏のことです。

(引用開始)
○(芦沢委員長) 都市環境委員会を再開いたします。
 「宮下公園整備について」を議題に供します。理事者の報告を求めます。日置土木部長。
◎(日置土木部長) 区立宮下公園の整備につきまして、この間の経緯等について、私から御報告させていただきます。宮下公園の整備につきましては、本年3月に工事説明会を開催し、4月から工事に着手する準備を進めてまいりましたが、この間、この公園整備に反対する団体等は、公園内にテント等の違法占用物件を持ち込み、寝泊まりするなどして公園を不法に占拠しており、区の勧告に従わず、無届けで集会を開催するなど不法な行為を行ってまいりました。
 また、多くのごみが散乱し、高木の過剰な枝張りの剪定も実施できないなどの状況もあり、工事着工を見合わせておりました。この間、公園の荒廃が目に余るものとなり、長期間にわたり都会のオアシスたる都市公園本来の機能が損なわれ、公園利用者に御迷惑をおかけしている状況が続いているため、資料に記載のとおり、8月31日、公園内に設置されたテントほかの工作物を除去するよう勧告を行いましたが、この勧告は無視された状況でありました。
 こうした状況を踏まえ、公園管理者として適切な管理を行う必要があることから、ごみの撤去や樹木の剪定等の環境整備工事を実施することとし、通行人や公園利用者を巻き込んだ混乱や、反対団体等との無用な衝突を避けるため、去る9月15日、区の責任において、公園の部分閉鎖を行い、公園の一部区域の利用を禁止したところでございます。
 このことにつきましては、宮下公園周辺地域の町会、商店会及びまちづくり協議会等の団体から公園の正常化に向けた取り組みとして、感謝の意とともに早期の公園整備についての要望が寄せられたところでございます。
 区といたしましては、これと並行して公園を不法に占拠している反対団体等に対し、不法に設置した占用物を公園から除却するよう、9月16日、都市公園法に基づく除却を命じましたが、期日であります9月18日正午までにその義務が履行されないため、同18日付で、9月21日正午を除却期限と定めた行政代執行法に基づく戒告を行いました。しかしながら、この義務にも従わず、期限までに占用物が除却されなかったため、同21日付で、9月24日、午前10時から代執行を実施することを公告するなどの手続きを取り、9月24日、午前10時から代執行を実施し、法秩序を回復するため、不法な占用物件を除却したところでございます。
 なお、宮下公園のホームレスの人たちにつきましては、昨年来、区として生活再建に向けた人道的な支援を積極的に行い、本人の意向を尊重しながら、一人一人丁寧に自立支援を行ってまいりました。その結果、現在公園からの移転の意思が確認されている1名を残し、移行が実現したところでございます。
 ただいま御説明申し上げたとおり、工事着手の条件が整いましたので、現在その具体的な準備を進めておりますが、今後の予定につきましては、資料に記載のとおり、10月上旬には整備工事に着手し、来年4月下旬の竣工、オープンを目指して工事を進めてまいりたいと考えております。
 いずれにいたしましても、当初の予定が大幅に遅れ、区民の皆様、施設利用者の皆様に多大な御迷惑をおかけしておりますので、宮下公園の公園整備計画と今回の対応等につきまして、区民の皆様に御理解、御協力をいただけるよう、区のホームページ等を活用して御説明するとともに、1日も早く新しい公園を利用していただけるよう、今後ともしっかりと対応してまいりたいと考えているところでございます。
 以上御報告とさせていただきます。(引用終了)

「本年3月に工事説明会を開催し、4月から工事に着手する準備を進めてまいりました」とありますが、工事着手の準備は4月からではありません。

2010年3月16日には宮下公園の原宿側を封鎖しようとしています。このことは原宿側封鎖の日時は2010年3月16日だと言うけれど…で説明しました。また3月10日の渋谷区都市環境委員会でも「公園閉鎖、平成22年3月中旬、これにつきましては、公園の原宿寄り側、私たちは北の部分と言っているんですが、そちらの公園を一部閉鎖させていただきます」と言っていたでしょう。

この3月16日という日時はナイキジャパン主催の3月24日の説明会の前です。見えすいたウソをついてもらっては困ります。

しかもこういう態度は2010年に始まったわけでなく2009年にも前例があります。渋谷区は話し合いの前から公園閉鎖をしようとしています道義もなければ説得力もありません。

また「公園整備に反対する団体等は、公園内にテント等の違法占用物件を持ち込み、寝泊まりするなどして公園を不法に占拠」と言っていますが、原因は3月10日の都市環境委員会の質疑で宮下公園の封鎖の意図が明らかになったからでしょう。

工事説明会が終わってから工事準備に入るのが普通でしょう。しかも主催者のナイキジャパンは当日の説明会に誰1人としてこず、その後もナイキジャパンによる説明会は一回も開かれることなく宮下公園「整備工事」は完成したことになっています。

「多くのごみが散乱し、高木の過剰な枝張りの剪定も実施できないなどの状況もあり、工事着工を見合わせておりました。この間、公園の荒廃が目に余るものとなり、長期間にわたり都会のオアシスたる都市公園本来の機能が損なわれ」などと言っていますが、公園の施設管理は渋谷区のすべきことで、それをさぼってきただけの話です。

詳細は宮下公園「部分閉鎖」に対しての渋谷区の言い分で説明したので、ここでは繰り返しません。

「宮下公園周辺地域の町会、商店会及びまちづくり協議会等の団体から公園の正常化に向けた取り組みとして、感謝の意とともに早期の公園整備についての要望」については地元町会・商店街等の賛同の実態で説明してあります。宮下公園「整備工事計画」の開始後に出されたものばかりであるという指摘はしておきます。

「なお、宮下公園のホームレスの人たちにつきましては、昨年来、区として生活再建に向けた人道的な支援を積極的に行い、本人の意向を尊重しながら、一人一人丁寧に自立支援を行ってまいりました。」と言っていますが、実際がどうであったかは公園課と生活福祉課が行ったホームレス支援の実態参照のこと。

「当初の予定が大幅に遅れ、区民の皆様、施設利用者の皆様に多大な御迷惑をおかけしております」と書いてありますけど、一番の被害者であるフットサルコート閉鎖は反対派の「占拠」が原因ではなく、渋谷区の判断ミスが原因です。そのことはフットサル利用者よりも宮下公園「整備」が優先?で示しました。

渋谷区の説明に対していちいち反論してあげました。

○(芦沢委員長) それでは御質疑がありましたらお願いをいたします。
 森委員。
◆(森委員) 先ほどの説明とまた資料の中でも、8月31日に除却勧告、そして9月16日に除却命令、そして9月18日に戒告、そして9月21日に公告を行ったとあるんですが、それぞれ具体的にどのように、どういった方に対して勧告、命令、戒告、公告を行ったのかお願いします。
○(芦沢委員長) 日置土木部長。
◎(日置土木部長) まず8月31日の除却の勧告につきましては、現地に表示を行いました。それから、都市公園法に基づく除却命令、あるいは戒告、その他公告等につきましては、法の定めに従って適切に実施をしたところでございます。
○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) 行政代執行法の第3条に代執行を成す旨については、あらかじめ文書で戒告しなければならないとありますよね。そうなると当然、部長のお言葉で言えば、反対団体の関係者また代表の方に対して文書をきちんと口頭で意思を伝えて、文書を手渡すなどの方法をしなければいけないと思うんですが、そういった手続きはなされたのでしょうか。
○(芦沢委員長) 日置土木部長。
◎(日置土木部長) ただいま御答弁申し上げたように、法の定めに従って必要な手続きはすべて私どもとしては適切に行ったというふうに判断をしております。
○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) それではちょっと確認をさせていただきたいのですが、行政代執行法の第3条に、処分、代執行を成すには相当の履行期間を定め、この期限までに履行がなされないときは代執行を成す旨を文書で戒告しなければならないとありますが、9月16日に除却命令を出して、その2日後に戒告を行って、そのまま行政代執行をするというのは、相当の履行期限を定めという、この法律の趣旨からいって、ちょっとあまりにも性急過ぎるのではないかと思うんですが、その点はいかがですか。
○(芦沢委員長) 日置土木部長。
◎(日置土木部長) 不法占用物件の状況、先ほど申し上げましたように、テントその他の物件を移動する時間等を勘案して期間を定めましたので、私どもとしては適切な期間だというふうに判断をしております。
○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) 確認ですが、9月16日から行政代執行実施、24日までの期間、この期間が適切であるということですか。
○(芦沢委員長) 日置土木部長。
◎(日置土木部長) それぞれ9月16日に除却命令を発し、それの期限も18日、先ほど御説明したとおり、それぞれの期限も設定をいたしましたが、それぞれの期限が現地の状況を勘案して、適切な相当の期間だというふうに、私どもとしては判断していると、こういうことでございます。
○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) ちょっと繰り返しみたいになって恐縮なんですけれども、法の定めにおいて一応文書で戒告なり命令なりは、人に手渡したのですか、それとも何か張り出したのか。そういうのははっきりしていただけませんか。
○(芦沢委員長) 日置土木部長。
◎(日置土木部長) 現地に公告すると同時に所有物と判断した団体等に令書を送付いたしました。
○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) 先ほど経過的には報告を受けましたけれども、ただ本来なら今年の4月1日に工事を行うということだったわけですよね。今回こういった事態に陥ったということについては、反対団体の取り組みがあるということをおっしゃっていますけど、そもそも経過的には、昨年の6月18日に説明があるまでは、議会に御報告なかったわけですよ。ネーミングライツを活用して、そして運動公園として整備をして、そして宮下公園を大幅改築するということは。この間、そして6月18日に報告があったから、去年話があったのかなと思って実際ふたを開けてみたら、平成20年の2月から検討を始めていたということですよね。そして結局こういった混乱を招いたということは、やはり私は宮下公園の整備について、住民参加もない、そしてあまりにもやり方が乱暴だということで、反対団体の方も声を上げざるを得なかったと思うんですが、そのことについてはどういうふうに認識されているんですか。こういうことは恥ずかしいとは思いませんか。
○(芦沢委員長) 日置土木部長。
◎(日置土木部長) 計画自体に反対することを目的に公園を不法に占拠するという行為と、ここらあたりはきちっと私どもとしては毅然として対応する必要があるというふうに思っております。
 それから、ただいま委員がおっしゃられたその計画自体に問題があったのではないか、こういう御指摘がございました。このことについては、本委員会において、この間るる御説明を申し上げ、報告を申し上げているところでございますので、その内容で御理解をいただいたものと思っております。
○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) 計画自体について、委員会で昨年6月18日以降逐一報告を受けましたけれども、私は繰り返しですが、こういったやり方をやるべきでないと。宮下公園を一民間企業にネーミングライツの手法で、そしてその提案にのっとってスポーツ運度施設として整備するということについては、あまりにもやり方が問題だということで、繰り返し指摘したわけです。それで今回行政代執行に基づいて、強権的に工事を強行したことについては、本当に私は残念で許すことはできないということを強く指摘をさせていただきます。(引用終了)

渋谷区のやり方が手続き上、性急ではないかという森議員の質問に対して、理由を示した上での回答はありません。

日数が十分かどうか、宮下公園国賠でも原告が主張しています。国賠訴訟、訴状

よもやま話編集委員会も以下に書いたように重大な関心を持っています。渋谷区の渾身の反論期待しています。

都市公園法に基づく除却命令行政代執行法に基づく戒告行政代執行法に基づく公告

○(芦沢委員長) ほかにございませんか。 松岡委員。
◆(松岡委員) これは報告をいただいたわけですけれど、一番大切なのは、宮下公園というのは渋谷の公園の中でも顔だと思うんですよ。それが先ほど契約、ネーミングライツの話がありましたけれども、経緯はどうあれ、そのために反対する人たちがいること、それは理解しておりますが、その反対のために不法にテントを張って、工作物を置いて、一般の方が入れないような状況というのは、これは異常だと思うんです。それで、御説明があったように、当然法的手続き上は全く瑕疵がないというふうに理解しているんですよ。これはこれでもってよく我慢して、もっと早くやろうと思ったら強権的にそれこそできたはずだと思うんですよね。それをしないで今まで多少時間をかけても十二分に、何とか平和的といってはあれですけれども、そういった解決を図ろうといった、そうした土木の努力というのはやはり評価しなければいけないなと思います。当然地元の周辺の町会、商店街から早期開設の要望というのは上がっていると思うんですよ。当然ここまでに至った上では、早期に宮下公園が区民の方、あるいは周辺の皆さんが憩えるような正常な公園となることを願ってやまないものであります。まだまだこれから隘路もあろうか思いますけれども、土木はやはりしっかりと対応していただきたいと思いますし、まだホームレスの方も1人残っているというふうに伺っていますし、そうした方のケアというのも、これも人道的にやはり必要だろうと思いますから、それを踏まえた上で、粛々と開設に向けて進めていただきたい。御答弁は要りませんから、要望としてそれだけは申し上げたいと思います。
 以上です。
○(芦沢委員長) ほかに御質疑はありませんか。
     (「なし」と言う者あり)
○(芦沢委員長) ほかに御質疑がなければ、本件について報告聴取を終了いたします。(引用終了)

どういった意味で「宮下公園というのは渋谷の公園の中でも顔だと思」ったのか分かりません。顔ならもう少しこまめに手入れをさせるように働きかけるべきでしょう。そうすれば樹木の剪定が長年ほったらかしで公園台帳の更新もないという、行政として恥ずかしい事態には陥っていなかったでしょう。

なお、経緯はどうあれという言い方で、宮下公園ネーミングライツの経緯に関しては全肯定はできなかった様子が伺えます。
その他の部分は上記でふれたので省略。

2010年10月5日渋谷区都市環境委員会
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よもやま話編集委員会

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