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2008年3月7日の宮下公園ネーミングライツ選定結果

宮下公園ネーミングライツ選定委員会での結果を公表します。

(引用開始)
平成20年3月7日
渋谷区長桑原敏武殿
渋谷区立宮下公園施設 ネーミングライツ選定委員会委員長 大高満範 印

【渋谷区立宮下公園施設に係る審査結果について(報告)】

当委員会は、渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ事業者について、慎重に審査を行った結果、下記のとおり選定したので、ご報告します。



1 対象施設
(施設名) 渋谷区立官下公園
(所在地) 渋谷区神宮前六丁目20番10号

2 提案状況
渋谷区立宮下公園施設のネーミングライツについては、平成20年2月6日及び同月12日に計2社から提案があった。

3 提案企業と提案内容
(1)株式会社 ナイキジャパン(品川区東品川二丁目3番12号)
名称集 「Shibuya NIKE PARK」「NIKE Miyashita Park」「NIKE Shibuya Park」
提示金額 1億7000万円(消費税込み:10年間契約)

(2)株式会社 Fido(渋谷区道玄坂二丁目16番3号)
名称案 「宮下リブラスパーク」 「リブラススポーツパーク」
提示金額 3億1500万円(消費税込み:10年間契約)

4 審査結果
提案企業2社の提案内容を比較検討した結果、「株式会社 ナイキジャパン」が上位となった。 また、「株式会社 ナイキジャパン」の評価は、各評価項目及び総合評価において、区の求める水準を概ね充足するものであった。したがって、「株式会社 ナイキジャパン」を、渋谷区立官下公園施設ネーミングライツ事業者に選定することが適当である。

5 審査概要
(1) 審査の手順
諮問事項である「提案の妥当性の審査」及び「選択すべき提案の選定」をするため、次の手順で審査を進めた。

① 応募資格の有無を確認するため、違法な企業活動の有無、国税・地方税の滞納の有無等について審査した。 (提出資料は下記のとおり)
・提案企業の登記簿膳本及び直近3期の財務諸表
・提案企業の法人税確定申告書の写し

② 評価基準並びに点数配分について協議し、次の4項目の着眼点を設定した。
1>施設の社会的貢献
公園施設として、またスポーツ施設として、区民及び利用者の福祉向上に資するか。また、多大な施設維持費が発生することはないか。
2>経済的寄与
ネーミングライツ対価等の経済的寄与が妥当な水準であるか。
3>安定運営
10年間という長期の取り決めにふさわしい契約主体であるか。
4>イメージ向上
公園及びスポーツ施設としてふさわしい名称であり、宮下公園のイメージ向上に役立つか。

*点数配分については4項目を等分とし、各項目については5段階で評価し、その上位第2位を区の求める水準と設定した。

③ 官下公園内に設置予定のスポーツ施設について、設備面、利用者サービス面、運営・管理面から専門家の意見を聞いた。
④ 提案書、財務諸表のみでは不明な点については、下記の追加資料を各社に求めた。
・法人税、法人事業税、法人都民税の納税証明書(直近3期)
・関連会社の登記簿勝本及び直近3期の決算書
・公共貢献としての企業行動の実績がわかる資料等
⑤ 委員協議により、両提案企業の比較による優劣を決定したのち、上位の提案企業1社について、区の求める水準に達しているかどうかの評価を行った。

(2) 評価の概要
①応募資格の有無
両提案企業とも応募資格については、条件を満たしていた。

② スポーツ施設の評価
スケートボード場、クライミングウォール、バスケットコート等の施設整備については同様の内容であり、障害者への配慮、雨天時の危険防止等に欠けるところもあるが、両提案企業とも概ね必要な条件を満たしており、優劣を付けるような差異は認められなかった。

③ 各社の評価

ナイキジャパン
ネーミングライツ契約料は他社と比較して半額強の金額であるが、その理由は既に企業名の知名度が非常に高いからであると考えられる。
スポーツ用具メーカーとしては、業界トップクラスの企業であり、日本法人のみならずアメリカ合衆国の親会社と一体となった企業活動実績については、既に確立されたものがある。今後、10年間という長期においても、過去の実績から安定的な運営が確実視できる。
一方、企業としての社会的活動の取り組み状況などについては、長年にわたるスポーツ関連事業実績を背景に、バスケットコートの寄贈など積極的な活動をしている。渋谷区に対しても、ジョーダン・コートの寄贈という実績がある。関連企業を含めると、世界的な社会貢献度は極めて大きいため、充分に宮下公園のイメージ向上となる。
宮下公園のスポーツ公園化という観点から、「ナイキ(NIKE)」を公園名称に使用することは、スポーツ公園であることを広く区民に周知することとなり、宮下公園のイメージアップを図り、公園の価値を引き上げる効果が期待できる。
なお、それを裏付けるデータとして、平成19年に行われた「第20回日経企業イメージ調査」において、「センス」、「文化・スポーツ・イベントに熱心」の両部門において第1位の評価がある。


株式会社Fido
ネーミングライツ契約料は、3億1500万円で他の提案企業の1.85倍であり、高く評価できる。
一方、企業の財務状況については、直近の売上げが大幅に増加するなど、今後大きく伸びる可能性はあるが、主たる事業分野 (不動産関連)は景気変動に影響を受けやすく、不透明な要素も多いと考えられる。10年間という長期の契約を前提に考えた場合、公園の名称が短期間で変更されるリスクを最小限に抑える必要があるため、他社と比較して実績のないことから、将来の安定性についての不安を払拭できないところがある。
また、企業としての社会的活動の取り組み状況などについては、関連企業を含めても実績はほとんどない状況である。「公園・スポーツ施設」という分野では、宮下公園も含めて「フットサルコート管理業務」の受託がある程度である。
スポーツ公園としての宮下公園に、「不動産業」 の名称を使用することについては施設目的と合致しているとはいえず、 区の公園価値の向上に寄与するとは考えにくい。

選定経過
平成20年2月25日 第1回選定委員会
平成20年3月7日 第2回選定委員会

渋谷区立宮下公園施設
ネーミングライツ候補者選定委員会
委員長 大高 満範
副委員長 松井 明夫
委 員 桃井 邦義
委 員 星宮 正典
委 員 古川 満久
委 員 日置 康正(引用終了)

それでは、中身を見ていきましょう。

何度も言っているように、渋谷公会堂のネーミングライツとは違い、宮下公園のネーミングライツは募集要項を対外的に公表したわけではありません。

それなのにどこで知ったのか、ナイキジャパンと株式会社Fidoの2社が宮下公園のネーミングライツに名乗りを上げます。

しかも、ナイキジャパン、株式会社Fidoとも、公園に対してのネーミングライツにもかかわらず、スポーツ施設を新たに建設し、そうして完成した施設を渋谷区に寄贈するというアイデアまで一緒。ネーミングライツ契約による権利取得の中身も公園名称、公園ロゴ、野外看板使用権、野外広告使用権、公園内各種施設優先使用権となぜか共通。こういう偶然の一致というには余りにもおかしすぎる行為に対しては全く議論されていません。

しかも募集要項を発表しないことによって、他の企業が入札に応募する可能性を奪った。その結果としてネーミングライツ費用も安くなった可能性については全く無視しています。こういう不透明なやり方について反省はないのでしょうか。

その他にも選定基準をあらかじめ定めていないため、評価ポイントがころころ変わっています。

2008年2月25日の際の評価のポイントは以下の通りです。
 
(引用開始)
・会社の状況 安定した経営が行われていて、契約内容を十分履行できるか。
・金額 金額の多募。
・名称案 渋谷区立宮下公園にふさわしい名称か。
・社会的貢献 社会的貢献の実績、渋谷区立宮下公園の活用案が区民福祉の向上に寄与するかどうか。
(引用終了)

2008年3月7日の答申素案では評価ポイントが以下の通りに変わっています。

(引用開始)
・施設の社会的貢献 公園施設として、またスポーツ施設として、区民及び利用者の福祉向上に資するか。
・経済的寄与 ネーミングライツ対価等の経済的寄与が妥当な水準であるか。
・安定運営 10年間という長期の取り決めにふさわしい契約主体であるか。
・イメージ向上 公園及びスポーツ施設としてふさわしい名称であり、宮下公園のイメージ向上に役立つか。
(引用終了)

同じ日の2008年3月7日の結論では以下の通りです。

(引用開始)
1>施設の社会的貢献
公園施設として、またスポーツ施設として、区民及び利用者の福祉向上に資するか。また、多大な施設維持費が発生することはないか。
2>経済的寄与
ネーミングライツ対価等の経済的寄与が妥当な水準であるか。
3>安定運営
10年間という長期の取り決めにふさわしい契約主体であるか。
4>イメージ向上
公園及びスポーツ施設としてふさわしい名称であり、宮下公園のイメージ向上に役立つか。
(引用終了)

議論の際にはなかった「多大な施設維持費が発生することはないか」が付け加えられています。次から次に条件を変えることは公平性の観点から大問題です。朝令暮改としか言いようがありません。

施設建設についても大筋では違いませんが、フルコートと3on3、スケートパークとハーフパイプなどの違いがありますし、安全面については人員体制、講習の義務づけなどの違いもあります。こうやってみると株式会社Fidoの提案が優れている部分はできるだけ触れず、ナイキジャパンの提案が優れている部分をピックアップしているように見えてしまいます。

いずれにせよ、宮下公園ネーミングライツ選定委員会の結論が出たのは2008年の3月7日です。そして委員として企画部長の星宮正則氏、総務部長の古川満久氏、土木部長の日置康正氏の3人の渋谷区職員がいました。

このことは後の渋谷区議会での議論の際に触れますので、記憶しておいて下さい。
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Author:よもやま話編集委員会
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