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【参考】渋谷区長はなんと言っていたか2

秘密裏に進められようとしていた宮下公園の「整備計画」。

2008年5月10日付ジャストタイムズ渋谷の報道がきっかけになり、マスコミにも報道されることによって、一般の市民も知ることになりますし、市民運動も起きたことは前回書きました。

ところが、渋谷区民の代表である渋谷区議会には全く報告がされていません。渋谷区立宮下公園施設ネーミングライツ事業者にナイキジャパンを選定するのが適当という渋谷区立宮下公園ネーミングライツ選定委員会の審査結果が出たのは2008年3月7日。

2008年の渋谷区議会第1回定例会は3月4日から3月31日、第2回定例会は6月5日から6月17日ですから、ネーミングライツ選定委員会の審議結果を渋谷区議会で報告することは十分可能なのに?
渋谷区議会でも当然おかしいという話になり、質問が出ます。2008年9月30日です。

浜田浩樹氏(民主党)の質問。
(引用開始)十三点目、宮下公園の整備の件及び広告・ネーミングライツについて質問いたします。
 本年六月ごろより、新聞などによれば、宮下公園の命名権、いわゆるネーミングライツをスポーツ用品メーカー企業ナイキに区が売却し、ナイキが宮下公園を整備するといったことが報道されております。
 御存じのとおり、宮下公園は渋谷区の中心部にあり、渋谷区民にとっても訪れる人にとっても思い出の深い歴史ある公園であります。しかしながら、このような重要なことが、区議会にも所管の委員会にも何の報告もなく進められていることは残念であります。
 まずお伺いいたしますが、宮下公園の整備について、どのような検討がなされているのか、企業から命名権売却や公園整備の打診があったのは事実なのでしょうか。どのような協議が行われているのかという点につき説明を求めます。
 今、自治体には財政支出を削減しつつもサービスを向上させていくことが求められ、財政的にも厳しい目が向けられています。自治体そのものの資源に加えて、民間の資本やノウハウの活用も不可欠になっています。その意味で、宮下公園の整備については、民間企業の協力は意義があると思いますが、手続上の問題以外にも課題も多くあります。
 まず、公園は主として近隣地域に住む住民のための施設です。住民の意思確認が不可欠です。地域住民と意思疎通を密にしてほしいと思います。また、今回はスポーツ振興という点で渋谷区全体に影響する計画であるとも思います。この計画に関して、是非とも区民に十分に説明を行ってほしいと思います。
 宮下公園が現状と変わっていくことについても課題があります。宮下公園は、渋谷での集団示威行動、デモ行進などの集合、解散地として国民全体の意見表明、表現活動の場としても活用されている実績もあります。この機能をどのように残していくのでしょうか。
 また、ホームレスの方々への対応は、福祉の観点からの対応が必要であると考えますが、どのようにお考えでしょうか。
 また、公園のネーミングライツ収入に余剰が出るならば、一部を区内のほかの公園整備にも活用すべきであると考えます。スポンサーの協力で花壇が整備できたという公園が増えていくならば、スポンサー企業にとってもメリットがあると思いますが、いかがでしょうか。
 加えて、カフェを設置することも検討されているようですが、これについては、障害者の雇用拡大などの意義があるならば推進すべきです。カフェの運用に関して、障害者の作業所などへの委託や、障害者雇用拡大にどのようにつなげるのか考えを伺います。
 渋谷区については、平成十八年から、渋谷公会堂にネーミングライツを導入する試みがなされてきました。これについても成果を検証する必要があると思いますが、ネーミングライツや企業広告全般について質問いたします。
 現状、渋谷区における広告の掲載基準など明確に示されているものがないようです。ネーミングライツを導入している他の自治体では、協力企業の不祥事により名称変更を余儀なくされたところもありました。対象企業や内容の選定や危機管理の観点からも、広告掲載基準などを作成し、明確にすべきと考えますが、いかがでしょうか。
 また、実際にネーミングライツを決定する際には、区議会で議決するなどの区民にもわかりやすい手続を定めるべきと考えます。区民にとって思い入れの強い施設に関する決定が公平公正に行われていることを手続として定めておくべきと考えますがいかがでしょうか。
 渋谷公会堂の場合、区議会の議論の過程では、◯◯ホール渋谷公会堂とスポンサー名を冠するという提案がなされていたにもかかわらず、実際には渋谷C・C・レモンホールと名称が変わったというような認識をされ、そのように運用されているのが事実ではないかと思います。渋谷公会堂という名前に思い入れを持つ区民や音楽関係者などの施設利用者からの評価は厳しいものがあるのではないかと思います。宮下公園について報じられている件でも、宮下公園という名称を残すべきと考えますがいかがでしょうか。(以下略)
(引用終了)

1)宮下公園の整備について、企業から命名権売却や公園整備の打診があったかの確認と協議の説明。2)宮下公園はデモの出発解散地点として使われている。その機能維持についてと宮下公園にいるホームレスに対して福祉の観点から何をするのか。3)カフェを設置するなら障がい者雇用につなげるべき。4)ネーミングライツの余剰金は他の公園の整備にあてたらどうか。5)ネーミングライツの手続きを定めろ。6)ネーミングライツの際に宮下公園の名称を残すべきと6点にわたって質問をしています。

渋谷区長桑原敏武氏の回答
(引用開始)次に、ネーミングライツについてでございました。どのような検討がされたか、あるいは命名権売却や公園整備の打診があったのはどうなんだというようなお話がございました。
 私は、宮下公園というのが、一方では老朽化が進んできている、一方ではホームレスがたくさん集まりまして、公園利用の本来の都市公園としての機能が損なわれてきている、このように思っておりました。一方では、若い方々から要望が寄せられておりまして、スケートボードについての場をつくってもらえないか、あるいはクライミングウオールを設置していただけないかというような話と、逆に恵比寿駅の広場でスケートボードをやっていて大変迷惑している、これを区長として禁じてくれ、そういうお話もございました。そういったことから、私は、このことについて浜田議員も言っていらっしゃるように、地域のもちろん協力、理解が必要なんですけれども、そういうことができるならば、これをそういうことの実現の場として宮下公園を考えたらいい、このようなことを思っておりました。しかし、施設整備にはまた渋谷区が多額の金をかけるということについてもいかがかなと、このように思っておりましたから、ちょうどネーミングライツについての申し入れのあった事業者について、これをいろいろと検討していただく、そのような中から、今回方向がだんだんと絞られてきたということが現状でございます。
 この中で私も申し上げたことは、一つは、一般の都民・区民の公園機能を確保することを前提としてほしい、このように言いました。区民の憩いの場も確保してほしい、緑は減らさないよと、こういうことも言いましたし、現状として集会の利用できる、そういったことについてもこれを確保してほしい、こういうようなことを言いました。さらに、公園利用者のための利便性としてのカフェについては最小限の大きさにしてくれないか、このようなことを私のほうとしては申して、そのことに基づいて具体的に副区長以下、検討してきていただいた、こういうような形に相なろうかと思っております。
 カフェにおきます障害者雇用についてのお話でございますけれども、これも一案だと思っております。そのことについては、これから具体的な検討の中でそれも検討してもらいたいなと、こう思います。
 ネーミングライツ料につきましては、基本的には余るほどはない、ほかに使うほどの金は、もらえれば結構ですけれども、なかなかもらえないのではないのかなと、このようなことを思っております。施設整備だけでも大変な金になりますから、もらうところまではなかなか難しいんじゃないかと思っておりますけれども、適正な運営経費にネーミングライツ料を充てて、残ればもちろん渋谷区にいただくという形に相なろうと、こう思います。どちらにいたしましても、ほかの公園についてもネーミングライツとして企業の協力が得られるならば、これらについても公園全体の環境整備に充てたい、このような気持ちでおります。
 ホームレス対策につきましては、特別区と東京都で地域生活移行支援事業を行ってまいりました。事業終了後も、渋谷区では引き続き定期的に福祉保健部と土木部が連携いたしまして、巡回相談等を行っているところでございます。これからも宮下公園の整備に当たりまして、自立支援センターへの入居等自立支援に努めてまいりたい、このように考えております。
 ネーミングライツについて、成果、検討はどうだと、こういうお話がございまして、広告掲載基準について、これを明確にすべきというお話であったと思います。
 募集の条件を定め、選定委員会などで相手方のスポンサーを決定するというのが一般的でございます。そのような形で渋谷の公会堂についても、そのようなことをさせていただいたところでございます。また、横浜市の広告掲載基準等を見てみますと、風俗営業はだめ、あるいは消費者金融はだめ、あるいはギャンブルの利用者は対象としない、そのようなことがありますけれども、本区におきましても選定委員会で同様の趣旨が決定されるのではないのかなというように思っておりまして、改めて基準づくりは考えておりません。
 次に、ネーミングライツを決めるに当たって、区議会で議決する等のということでございますけれども、ネーミングライツを導入するというのは、偶然あるいは突発的なことから企業側からの提案がきっかけになって導入される場合、あるいは自治体側で条件を検討・提示して公募する場合と、その条件によって様々でございまして、画一的に決められるということはなかなかない、その中で区としては一番最大の目的は収入確保をどうするかということを、これまでも念頭に置いてやってまいりました。そういったことでございますから、ネーミングライツを決めるに当たって、そのことについて弾力的に、また臨機応変に対応することがよかろうと、このように思っておりますので、議会議決ということよりは、私は報告をさせていただく、そういう方向でよかろうと、このように思っております。
 名称が変わったということで、公会堂についても認識をされていらっしゃるということですけれども、あの条件としては、C・C・レモンという形をとっていますけれども、渋谷区が公共的な利用をするときには公会堂という名前を使わせていただきますということは条件に入っているんです。ですから、私は、公式的な行事のときには公会堂ということを入れるようにさせていただいておりますので、その点は、最初のことでございますから、渋谷区ではいろいろ唐突に思われる方もあったかもしれませんけれども、そのような考え方で臨みたいと思っております。
 宮下公園につきましても、宮下公園という名称をつければということでございます。確かに地域の愛着、あるいは公園に対する親しみを持ったこと、あるいは宮下ということには歴史的な、宮様のいらっしゃった、そういった様々な歴史的なゆかりもありますから、そのことを大切にするということについては、御提言として承らせていただき、大切にしたいなと、こう思っております。(以下略)
(引用終了)

3)4)6)については回答していますが、1)2)5)に関して、桑原区長は肝心なことに答えていません。

「宮下公園というのが、一方では老朽化が進んできている、一方ではホームレスがたくさん集まりまして、公園利用の本来の都市公園としての機能が損なわれてきている」という認識のうち、後者のホームレスはとにかく前者の公園の老朽化は施設管理者の渋谷区の責任でしょう。

財政力指数が1を超えている渋谷区が財政苦しいわけないじゃん。コンビニエンスストア証明書自動交付サービスだとか文化総合センター大和田だとかに回す金あれば、公園施設にまわせばすんだ話ですけど。

「恵比寿駅の広場でスケートボードをやっていて大変迷惑している」というなら恵比寿公園なり恵比寿東公園なりに作ればいいことで、宮下公園に作る必要ありません。代々木公園や原宿駅周辺、明治通りなどでスケボー連中がいてうるさいのは渋谷区長なら知っているでしょう。なんでこっちの地域の住民は我慢しなきゃいけないんですか。

「ネーミングライツについての申し入れのあった事業者」なんてごまかさずに、2008年2月6日にナイキジャパンからまた、2月12日に株式会社Fidoの2社から提案があったと言うのが、普通でしょう。

どのような協議が行われたのかと聞かれているのですから、「今回方向がだんだんと絞られてきた」なんてあいまいにするのではなく、渋谷区ネーミングライツ選定委員会をつくり、協議をして2008年3月7日にナイキジャパンが渋谷区宮下公園施設ネーミングライツ事業者としてふさわしいという結論が出されたということは公表できるでしょう。

1)の経緯については決まっていることも発表したくないという姿勢を明らかにしたと言えます。

「区民の憩いの場も確保してほしい、緑は減らさないよと、こういうことも言いました」の発言通りのことをしているか、後できちんと検証してあげます。

「宮下公園の整備に当たりまして、自立支援センターへの入居等自立支援に努めてまいりたい」と言っていますけど、宮下公園南側の大階段脇から渋谷駅に向かって、宮下公園とバイク駐車場の間にある「テント小屋の代替地」では自立支援にはなりません。ちゃんと職員を指導して下さい。

2)も公園の維持機能についてはとにかく、ホームレスについては積極的な政策を特にしないと言っているように聞こえます。

「募集の条件を定め、選定委員会などで相手方のスポンサーを決定するというのが一般的」と分かっていながら宮下公園はしていないからこそ質問が出たのに、なんでそうしないのか、答えていません。

「区としては一番最大の目的は収入確保をどうするかということを、これまでも念頭に置いてやってまいりました」といいながら、金額の高い株式会社Fidoの提案ではなく、ナイキジャパンの提案を受け入れていますけど。

「議会議決ということよりは、私は報告をさせていただく、そういう方向でよかろう」って、ただのネーミングライツならそれでいいかもしれないけど、今回の宮下公園の件は地方自治法の96条の9の「負担附きの寄附又は贈与を受けること」該当する可能性をネーミングライツ選定委員会で古川委員と松井副区長が発言しているんですけど。部下からちゃんと報告受けました?

5)のネーミングライツの手続きについては現状を変える気がないと逃げ回っています。今回の宮下公園の件は異例ですいませんと謝罪した上で次はしませんと言えばいいのに。

今後も不透明で、不公平なネーミングライツ方式を行うという意味ですか?

2008年9月30日渋谷区議会定例会
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