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協定書の全文を見せないで議論って何?

2009年8月27日に渋谷区とナイキジャパンの間で『渋谷区立宮下公園ネーミングライツ基本協定書』が結ばれました。各種マスコミにも報道され、2009年9月1日付しぶや区ニュース(1160号)にも載りました。

2009年9月17日の渋谷区議会都市環境委員会で宮下公園の「整備計画」の進捗状況について話し合いがされます。
委員会の質疑は一問一答形式なので一問一答形式でコメントをつけます。
芦沢委員長とは芦沢一明氏(民主党)のことで森委員とは森治樹氏(共産党)です。

○(芦沢委員長)渋谷区立宮下公園整備計画の進捗状況について、理事者の報告を求めます。
 日置土木部長。
◎(日置土木部長) 区立宮下公園の整備につきましては、株式会社ナイキジャパンからの御提案によります地域貢献とネーミングライツを活用して整備することとし、去る6月18日に開催をされました都市環境委員会におきまして、整備計画の内容を御報告させていただいたところでございます。この間、地域に対します計画説明会を実施いたしました。また、当該企業との間でネーミングライツの基本協定を締結したところでございます。現在、整備工事の着手に向けて協議を進めておりますが、現段階におきます整備計画の進捗状況等につきまして、所管の公園課長から御報告させていただきたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
○(芦沢委員長) 小澤公園課長。
◎(小澤公園課長) それでは私のほうから、渋谷区立宮下公園整備計画の進捗状況について、御説明をさせていただきます。
 資料の1枚目でございますけれども、1番、これまでの経緯でございます。平成21年7月1日、水曜日でございますが、公園整備の説明会を行いました。出席者、31名でございます。これにつきましては、7月16日の当委員会のほうで説明はさせていただきました。
 2番目でございますけれども、平成21年8月27日、木曜日でございますが、ナイキジャパンと渋谷区のほうでネーミングライツの基本協定を締結いたしました。
 ネーミングライツ基本協定の内容でございますが、大きく4点を挙げさせていただいております。契約期間、平成22年4月1日から平成32年3月31日までの10年間ということでございます。
 ネーミングライツによる通称名でございますが、宮下NIKEパークを基本とするというようなことでございます。
 ネーミングライツの対価につきましては、毎年度1,700万円でございます。
 公園の整備計画につきましては、委員会のほうで御説明をさせていただいたところでございますが、協定書についている図面、2枚目をごらんくださいませ。もう1度御説明をさせていただきます。まず、渋谷駅に近いほうからでございますが、スケートボートエリア、これが約1,100平米でございます。あと、既存のフットサルコート、これは芝の張りかえを行います。あと、その隣でございますけれども、今の管理事務所、公園便所の周辺の景観整備をさせていただきます。あとは、管理事務所の東側に階段が1基つくようになります。それと、南側の一番西側に当たるところでございますが、この図面で申しますとブルーの部分でございますけれども、ここにエレベーターが設置されます。
 公園の北側でございますけれども、こちらにつきましては、既存のフットサルコートの芝の張りかえ、またフットサルコートのわきに観覧席用の簡単なベンチを設置する。また、1,600平米程度の集会ができる場所の整備を行います。
 また1枚目にお戻りくださいませ。今後の予定でございますけれども、工事説明会につきましては、平成21年10月、日にちについてはまだ決定しているところではございません。
 2番目の工事期間でございますけれども、平成21年10月から平成22年4月を予定しているところでございます。
 開設につきましては、平成22年5月を予定しております。
 以上、簡単ではございますけれども、説明を終わらせていただきます。(引用終了)

6月18日の都市環境委員会の森議員の発言を引用します。

(引用開始)最終的な契約をする前に、やはり私はこの流れを、今、都市環境委員会で報告を受けましたけれども、その整備にかかる費用なども含めて示していただいて、再度報告をしてもらう。また、区民の意見、関係者の意見を聞いて進めていくべきだと思います。今回のやり方というのは、残念なことに、議会に対しても、また住民に対してもあまりにも無視していると言わざるを得ないと私は思います。こういうことはやはりやり方としてあまりにも性急過ぎる、ちょっと乱暴過ぎると、そういうふうに指摘せざるを得ません。今回の計画については、区民の意見をよく聞く場を設けるべきです。強く指摘をいたします。(引用終了)

この発言は全く無視です。こういう渋谷区と渋谷区議会との力関係を目の当たりにしている市民の取るべき方法は余り多くないと言わざるを得ないでしょう。

宮下公園の「整備計画」について書き込みをしている人の多くはマスコミの報道を真に受けて、それで書き込みをしているようですが、それでは情報操作に踊らされるだけだ、と忠告しておきます。

○(芦沢委員長) 御苦労さまでした。それでは、御質疑をお願いいたします。
 森委員。
◆(森委員) 6月18日にこの宮下公園の整備について報告を受けているわけですが、その段階から今回、基本協定締結の間で何か変更になったところとかはありますか。
○(芦沢委員長) 小澤公園課長。
◎(小澤公園課長) 基本的にはございません。
○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) 6月18日と7月16日に報告を受けているわけですが、基本的にはナイキジャパンに昨年の3月に決定をされて、協議を進めているということですが、それで今後の予定としても、工事説明会は8月にしたいよというふうに聞いていて、実際工事は9月からという流れだと思うんですが、今回、基本協定を締結したのが8月27日だと。若干おくれたのかなという印象を持つんですが、なぜここまで時間がかかったのか。その理由をお願いします。
○(芦沢委員長) 小澤公園課長。
◎(小澤公園課長) 8月は、ナイキジャパンさんの社長さんを含めましてアメリカへ行っていたというようなこともございまして、締結がおくれたというようなことでございます。(引用終了)

協定が遅れても、フットサル場を貸さないと言うことだけは曲げていません。フットサル利用者の利便性なんてどうでもいいのでしょう。

○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) あと、ネーミングライツ基本協定の内容、大きく4点ということですが、この基本協定の文書そのものを見せていただきたいんですが、委員長、私としてはぜひ現物を見たいんですが、協議をしていただけないでしょうか。
○(芦沢委員長) 暫時休憩いたします。
          午後1時39分 休憩
     -------------------------------
          午後1時40分 再開(引用終了)

ここでの発言で分かるように付託委員会である都市環境委員会に、ネーミングライツ基本協定書を資料として提出していません。前にも書いたようにネーミングライツ基本協定書は8月27日に結ばれているので、9月17日の渋谷区都市環境委員会に提出することは十分に可能です。

しかも、今回の都市環境委員会は協定が結ばれて最初の委員会ですから、そこに協定書全文を提出して議論してもらうのは当然のことでしょう。

渋谷区のお役人は都合の悪いことはすぐお忘れになるようなので、2009年6月18日の都市環境委員会での日置土木部長の発言を引用しておきます。

(引用開始)それから提案先が民間企業だということもございまして、守秘義務の関係、あるいは先ほどもちょっと話が出ましたけれども、契約が整うまでは細かい話は民間企業としてはできない(引用終了)

6月18日の時点では守秘義務と協定未完了を出せない理由にしていましたけど、協定書が結ばれたって出していませんね。渋谷区の言っていること、やっていることは嘘ばっかりです。

だから、宮下公園ネーミングライツ基本協定書の8条の3の【乙は、甲に対し、ネーミングライツの対価として、第5条に規定する本公園の整備計画により施工された公園施設を引き渡すものとする。】が地方自治法法96条の9「負担付きの寄附又は贈与を受けること」に該当する可能性について審議すらされていないのは明白です。
どう見ても、議会の承認を受けているとは思えません。行政のくせに触法行為ばかりするなよ。

マスコミはなぜ、こういう渋谷区の姿勢を一言も報道しないのでしょうか。理解に苦しみます。

○(芦沢委員長) 委員会を再開いたします。
 森委員。
◆(森委員) 基本協定の概要ということで、大きく4点ということですが、大体この4つ以外で何か含まれている中身はあるんですか。(引用終了)

複数の委員に確認した結果、結局宮下公園ネーミングライツ基本協定書は委員会に提出されていません。

渋谷区議会軽視、ひいては渋谷区民軽視の表れです。宮下公園「整備計画」の賛否以前の段階で問題がありすぎます。はっきりいってまともではありません。

○(芦沢委員長) 宮崎管理課長。
◎(宮崎管理課長) 私のほうで部の庶務担当ということで文言の整理等、お手伝いをさせていただきましたので、私のほうから御説明させていただきます。
 基本的には、今の4点が1つ1つの大きな条項という形になっておりますが、契約でございますので、ペナルティのこととか、また何か急に予想外のことが起きたときの協議とか、いわゆる契約的によくある一般条項、そういうものについてはもちろんいろいろ全部用意してございます。それ以外については、こんな淡白ではございませんが、もうちょっと細かいことが書いてございますが、特段大きな、相互に確認すべきことでは、この内容についてはこのことが骨子でございます。(引用終了)

協定書を委員会に提出してそれを元に議論するのが前提でしょう。

○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) ペナルティというと、例えばナイキジャパンの都合で、10年間の契約期間の途中で辞めたいということを言った場合だとか、また整備された各施設、例えばスケートボードやクライミングウォールなどで事故があった場合、その事故が施設に伴うものであった場合など、管理責任はどうするのかとかそういった細かい詰めがどうしても必要だと思うんですが、どういった内容になっているんですか。
○(芦沢委員長) 宮崎管理課長。
◎(宮崎管理課長) まず、ペナルティの件でございますが、基本的には10年間を途中で解約するという前提のペナルティではなくて、ナイキ側としては、渋谷区と滞りなく10年間きちんと契約を履行したい、そういうことを保証してほしいという宣言ですね、お互いにそういうことをやり合う。それから、今、申しました事故とかについてでございますが、もともとこれは区立公園ですから、別にナイキの公園ということではございませんので、区立公園の管理者として渋谷区がすべてのことについては第一義的に責任を負うのは当然でございますので、あえてそこの辺のことについては触れてございません。(引用終了)

スケート場やクライミングウォール、フットサル場の事故は公園管理者の渋谷区の責任であることを認めました。

○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) では、具体的にペナルティというのは、どういったときに課すというふうになっているのか。お願いします。
○(芦沢委員長) 宮崎管理課長。
◎(宮崎管理課長) それでは、具体的に15条で、協定解除による損害賠償ということで書いてあるんですが、基本的にはお互いに協定解除を申し入れた際に、逆の意味で協定の解除を申し入れたからといって、新たな損害を加えないと、相互に相談して決めましょうと、そういう内容のことでございます。(引用終了)

質問者が協定書を持っていなくて、回答者だけが協定書を持っていては、回答者の言っていることが事実かどうか確認する手段がありません。

○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) 協定解除というのは、例えばナイキさんが10年間待たずに、1,700万円というネーミングライツの見直しをしたいと、そういうことがあった場合、渋谷区としては一切責を問わないと、そういう中身に聞こえるんですが、それで間違いないんですか。
○(芦沢委員長) 宮崎管理課長。
◎(宮崎管理課長) 申し入れたことについて、最初に口を切ったほうが責任を問うのではないよと、そういうことです。ですから、どちらの責任になるかは、その後の協議になりますと、そういうことでございます。(引用終了)

そんなことありません。ネーミングライツ基本協定書を引用します。

(協定解除による損害賠償)
第15条 前条により、甲又は乙が協定解除を申し入れた場合において、相手方当事者が損害、損失又は新たな費用が生じたとしても、 申入れ当事者はその賠償の責めを負わないものとする。(引用終了)

協定書を見せないから勝手なことばかり言っています。

○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) 例えば指定管理者などの場合だと、5年間という期限を決めたら、その途中で辞める場合はペナルティ、かなり厳しい罰則規定を設けていますよね。それはなぜかというと、公共の施設の管理を区として任せる以上は、やはり事業の継続性などが問われるからじゃないかと思うんです。当然この宮下公園の整備についても、施設をつくりましたと、あとは全部区が責任を持ちます。事故が起きた場合、あってはならないんだけれども、例えば施設がちょっと不十分なところがあったりして壊れた場合は、当然施工業者の責任になるわけじゃないですか。そういうことが全くないとは言えないと思うんですね。あった場合のことも想定して、やはり話し合いの窓口は常につくっていかなきゃいけないと思うんですよ。そうなると、例えばナイキさんが10年間待たずに途中で辞めると、そういうことを申し入れた場合、渋谷区としては協議をするということですが、それに対するペナルティは全くないということでいいんですか。
○(芦沢委員長) 宮崎管理課長。
◎(宮崎管理課長) 先ほど申しましたように、全くないとかあるとかというのは、その事案が起きたときに協議をしていきましょうということで、それを何も最初から想定しているというわけではないです。そういう想定外のことが起こったときには、それは協議していきましょうと、そういうことでございます。
 それから、管理については、基本に私どもがやりますので、その辺については、いわゆる指定管理者とはちょっと違うのかなとは考えてございます。
 それからもう1点、いわゆるこの契約によって、途中で解除ということを今おっしゃられましたけれども、基本は10年間続けるということで、解除するということは基本的に名前を戻すという形になりますので、それと管理運営を全部切りかえていくこととは、管理運営は全部渋谷区がやりますので、名前が変わるという可能性はゼロではございませんが、基本的には10年間で契約していくということでございます。(引用終了)

そんなことありません。ネーミングライツ基本協定書を引用します。

(協定解除)
第14条 甲及び乙は、本協定の各条項に違反したときは、書面により事実確認の協議をした上で、 互いに本協定を解除できるものとする。

(裁判所の管轄)
第17条 本協定に関し、紛争が生じた場合には、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所とするものとする。
(引用終了)

協定書全文を見せれば、すぐに分かります。

○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) 基本は10年続けることという前提で、あまり想定されてないということですが、やっぱりこれだけの施設をつくるという意味だと、ナイキさんに対して非常に有利な中身ではないのかなという印象をちょっと持たざるを得ませんでした。
 それとあと、工事にかかわる予算は、7月のときには約4億円だというふうに聞いているわけですが、それに変わりはないのかが1つと、それと工事を実際に行うのは、どこの建設会社ですか。
○(芦沢委員長) 小澤公園課長。
◎(小澤公園課長) 工事金額につきましては、約4億円というふうに聞いております。また、工事業者につきましては、まだナイキさんとゼネコンさんのほうで工事契約しておりませんので、どこの業者になるかは私たちのほうも今のところはわかっておりません。(引用終了)

工事金額は約4億円と発言していますが、工事契約をしていない状況なので未確定な数字でしょう。協定書はこの期に及んでも議会に提出しないで、工事金額はそれとなくにおわせるなんて、何てナイキジャパンに有利な汚いやり方なんでしょう。

○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) 工事説明会、日時は未定ということですが、7月1日の説明会について私も指摘をさせてもらいましたけれども、やはり区民を初め利用者が説明会の存在がわかるような形、掲示板にいわゆる告示だとか区ニュースによる周知だとかそういったことはやられるんですか。
○(芦沢委員長) 小澤公園課長。
◎(小澤公園課長) 今、いろいろ考えている最中でございますので、お約束はできませんけれども、いろいろな方式で区民に周知されるような形をとりたいというふうには考えております。(引用終了)

こういうことが行われたかどうか、読者の皆様よく覚えていて下さい。

○(芦沢委員長) 森委員。
◆(森委員) 本来ならば整備計画の説明会の段階でも、やはり多くの区民に方が参加できるような手配をとるべきだと思っています。今回の10月の説明会についても、やはりオープンに参加できるような、そういった周知をやるべきだということを強く指摘させていただきます。(引用終了)

10月の説明会はされていません。

○(芦沢委員長) ほかにございませんか。
       (「なし」と言う者あり)
○(芦沢委員長) ほかに御質疑がなければ、本件について、報告聴取を終了いたします。(引用終了)

渋谷区とナイキジャパンが宮下公園ネーミングライツ基本協定書を結び、一段落ついたのに協定書全文を議会に提出しないで議論をさせる。

宮下公園ネーミングライツ基本協定書が結ばれた最初の委員会で質問したのは森議員しかいない。

情けないことに、これが渋谷区の現状であり、渋谷区議会の現状です。

2009年9月17日都市環境委員会
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